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サービス名の由来で覚えるAWS|AWS認定試験対策

★ 記事内にプロモーションが含まれる場合があります ★

当ブログの内容は筆者の経験と知識に基づいていますが、AWSのサービスおよび認定試験は定期的にアップデートされています。もし記事に誤りや古い情報がある場合、お手数ですが「コメント」や「お問い合わせ」からお知らせいただければ幸いです。読者の皆様からの貴重なフィードバックを歓迎しており、正確かつ有益な情報を提供できるよう努めてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。

AWSのサービス名の由来をまとめました。

各サービスは、ソリューションアーキテクト – プロフェッショナルの試験範囲から抜粋しています。
※ソリューションアーキテクト – アソシエイトの試験範囲に含まれるサービスには「 * 」を付けています。

プロフェッショナルの試験範囲はこちら↓
AWS Certified Solutions Architect – Professional (SAP-C02) 試験ガイド

アソシエイトの試験範囲はこちら↓
AWS Certified Solutions Architect – Associate (SAA-C03) 試験ガイド

サービス名の由来には筆者の推測も含まれています。あくまでもサービス名を覚えるためのものとしてご活用いただけますと幸いです。

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分析(Analytics)

Amazon Athena *

直訳
Athena(アテナ)

サービスの概要
Amazon Athenaは、AWS S3に保存されたデータをSQLクエリで簡単に分析できるサーバーレスのデータクエリサービスです。インフラ管理を行うことなく、データのクエリを迅速に実行できます。

由来
Athenaは、ギリシャ神話の知恵と戦略の女神の名前に由来しています。データ分析において複雑なデータセットを効率的に処理する知恵をユーザーに提供するため、この女神の名前が選ばれたと考えられます。

AWS Data Exchange *

直訳
Data Exchange(データ交換)

サービスの概要
AWS Data Exchangeは、データの売買や交換を行うことができるサービスです。さまざまな業界やソースからデータを手に入れ、自分のビジネスやプロジェクトに活用できます。

由来
このサービス名は、そのまま「データを交換する場所」を意味します。ユーザーがデータをやり取りするためのプラットフォームであることをシンプルに表現しています。

AWS Data Pipeline *

※2024年7月25日をもって、AWS Data Pipelineの新規利用は終了しています。

直訳
Data Pipeline(データのパイプライン)

サービスの概要
AWS Data Pipelineは、データを自動的に移動させたり、処理したりするためのサービスです。たとえば、データベースからデータを取得し、それをスケジュールに従って分析したり、別の場所に保存したりできます。

由来
名前の「パイプライン」は、工場のパイプのようにデータがスムーズに運ばれる仕組みを表しています。データが様々なステップを経て目的地に到達し、必要な処理が行われることを示しており、データの流れを管理するためのツールとしての役割を強調しています。

Amazon EMR *

直訳
Elastic MapReduce(伸縮自在なMapReduce)

サービスの概要
Amazon EMRは、大量のデータを効率的に処理・分析するためのサービスです。Apache HadoopやSparkなどのオープンソースツールを使って、大規模なデータセットを分散処理することができます。

由来
「Elastic MapReduce」の「Elastic」は、必要に応じてリソースを増減できる柔軟さを意味し、「MapReduce」は、データを分割して処理し、結果をまとめる技術に由来しています。この名前は、大規模データ処理を柔軟に行えるサービスであることを端的に表現しています。

AWS Glue *

直訳
Glue(接着剤)

サービスの概要
AWS Glueは、データを収集、変換、統合するためのサービスです。データを簡単にクレンジングしたり、異なるデータソースをつなぎ合わせたりして、分析やレポート作成に活用できます。

由来
「Glue」は、バラバラなデータソースを「接着」して一つのまとまりにする役割を反映しています。この名前は、AWS Glueがデータをつなぎ合わせ、統合して使いやすくすることで、データ分析のプロセスを簡素化することを表しています。

Amazon Kinesis Data Analytics *

※Amazon Managed Service for Apache Flink(旧 Amazon Kinesis Data Analytics)

直訳
Managed Service for Apache Flink(Apache Flinkのためのマネージドサービス)

サービスの概要
Amazon Managed Service for Apache Flinkは、リアルタイムでデータを処理・分析するためのサービスで、Apache Flinkというオープンソースツールを利用しています。これにより、大量のデータをリアルタイムで集計し、迅速にインサイトを得ることができます。

由来
元々はAmazon Kinesis Data Analyticsという名前で提供されていましたが、Apache Flinkの利用を全面に出し、サービス名が変更されました。「Managed Service」という部分は、AWSがインフラの管理を行うことで、ユーザーが分析に集中できる環境を提供することを意味します。この名前は、リアルタイムデータの処理における利便性と強力な分析機能を象徴しています。

Amazon Kinesis Data Firehose *

※Amazon Data Firehose(旧 Amazon Kinesis Data Firehose)

直訳
Data Firehose(データの消火ホース)

サービスの概要
Amazon Kinesis Data Firehoseは、データをリアルタイムでストリーミングして、Amazon S3やRedshift、Splunkなどに直接送信するサービスです。データをすぐに利用できるようにし、分析やアーカイブを効率的に行えます。

由来
「Firehose」は、大量の水を一気に流し出す消化ホースをイメージしています。このサービス名は、膨大なデータを一気に流し、リアルタイムで処理・配信する能力を表現しています。名前の通り、止めどなく流れるデータを効率よく管理し、必要な場所に届ける役割を担っています。

Amazon Kinesis Data Streams *

直訳
Kinesis Data Streams(データの小川)

サービスの概要
Amazon Kinesis Data Streamsは、大量のデータをリアルタイムで取り込み、処理するためのサービスです。これにより、データをすぐに分析したり、保存したりすることができます。

由来
「Data Streams」は、データが絶え間なく流れる「小川」をイメージしています。名前から、データが小川のように流れていくイメージを持つことができ、直感的に理解しやすいです。

AWS Lake Formation *

直訳
Lake Formation(湖の形成)

サービスの概要
AWS Lake Formationは、データレイクの作成を簡単にするためのサービスです。さまざまなソースからデータを取り込み、統合し、管理されたデータレイクを迅速に構築することができます。

由来
「Lake Formation」という名前は、膨大なデータを蓄える「データレイク」を「形成」するプロセスを表しています。湖(データレイク)が自然にできるように、データを簡単に集めて一箇所にまとめることをイメージしています。この名前は、データ管理をシンプルかつ効率的に行えるように設計されたサービスの目的を分かりやすく伝えています。

Amazon Managed Streaming for Apache Kafka (Amazon MSK) *

直訳
Managed Streaming for Apache Kafka(Apache Kafkaのためのマネージドストリーミング)

サービスの概要
Amazon MSKは、オープンソースのストリーミングプラットフォームであるApache Kafkaを、AWS上で簡単にセットアップし、運用できるようにするマネージドサービスです。これにより、リアルタイムデータの処理や転送がスムーズに行えます。

由来
このサービス名は、「Managed Streaming for Apache Kafka」の頭文字を取った略称「MSK」と、メインの機能である「Kafkaのためのストリーミング」を組み合わせたものです。名前が示す通り、複雑なApache Kafkaの管理をAWSが代行するため、利用者はインフラの管理に煩わされることなく、リアルタイムデータの処理に集中できるという利便性を強調しています。

Amazon OpenSearch Service *

直訳
OpenSearch Service(オープンサーチサービス)

サービスの概要
Amazon OpenSearch Serviceは、データの検索、分析、および可視化を行うためのフルマネージドサービスです。大量のデータから迅速に情報を見つけ出したり、リアルタイムで分析を行うことができます。

由来
OpenSearchは、もともとElasticsearchというオープンソースの検索・分析エンジンから派生したプロジェクトです。このサービス名は、ユーザーがオープンな技術を利用して、大規模なデータを簡単に検索・分析できることを示しています。名前の「Open」はオープンソース技術に基づいていること、「Search」はデータの検索機能を表しています。

Amazon QuickSight *

直訳
QuickSight(迅速な視覚)

サービスの概要
Amazon QuickSightは、データの可視化を通じてビジネスインサイトを得るためのBIツールです。多くのデータソースと連携し、インタラクティブなダッシュボードを作成して共有できます。データから価値ある洞察を迅速に引き出すのに適しています。

由来
「QuickSight」という名前は、データをすばやく(Quick)視覚的に捉える(Sight)という考え方に由来します。大量のデータをリアルタイムで視覚化し、重要なポイントを直感的に理解できるようにすることを目指しているため、この名前が選ばれました。

アプリケーション統合(Application Integration)

Amazon AppFlow *

直訳
AppFlow(アプリの流れ)

サービスの概要
Amazon AppFlowは、異なるクラウドサービスやアプリケーション間でデータを安全かつ簡単に転送するためのサービスです。これにより、マーケティングや営業などのアプリからデータをAWS上に自動的に取り込むことができます。

由来
「AppFlow」という名前は、「Application(アプリケーション)」と「Flow(流れ)」を組み合わせたものです。この名前は、アプリケーション間でデータをスムーズに流れるように移動させる機能を強調しており、データ統合のプロセスが簡単になることを表現しています。

AWS AppSync *

直訳
AppSync(アプリの同期)

サービスの概要
AWS AppSyncは、GraphQLを利用して複数のデータソースをリアルタイムで同期するためのサービスです。これにより、効率的にデータのやり取りや更新が行え、リアルタイムアプリケーションに最適です。

由来
「AppSync」は、「Application」と「Synchronization(同期)」を掛け合わせた名前で、複数のデータソースからのデータをリアルタイムで統合・同期できる機能を表しています。

Amazon EventBridge *

直訳
EventBridge(イベントの架け橋)

サービスの概要
Amazon EventBridgeは、さまざまなAWSサービスやSaaSアプリケーションから発生するイベントを収集し、それに基づいて自動的にアクションをトリガーできるイベントバスサービスです。これにより、システム間の連携をシームレスに行えます。

由来
「EventBridge」という名前は、「Event(イベント)」と「Bridge(橋)」を組み合わせたもので、イベントを通じて異なるシステムやサービス間をつなぐ橋のような役割を果たすことを意味しています。

Amazon MQ *

直訳
MQ(Message Queue:メッセージキュー)

サービスの概要
Amazon MQは、メッセージブローカーとして機能し、異なるアプリケーション間でメッセージを送受信するためのサービスです。特に、既存のメッセージキューシステム(MQ)をAWS上で簡単に移行・運用できます。

由来
「MQ」は「Message Queue(メッセージキュー)」の略で、異なるシステム間でメッセージをキュー(順番待ちのリスト)に入れて、安全に送受信する技術を指します。Amazon MQは、この技術をクラウドで利用できるようにしたサービスで、名前にはこの既存の技術をそのまま利用することで、従来のMQユーザーにとってわかりやすいものになっています。

Amazon Simple Notification Service (Amazon SNS) *

直訳
Simple Notification Service(シンプルな通知サービス)

サービスの概要
Amazon SNSは、さまざまなシステムやアプリケーションにメッセージを送信できる通知サービスです。これにより、複数の受信者に一斉に通知を送ることができます。

由来
「Simple Notification Service」は、その名の通り「シンプルな通知サービス」を意味します。SNSは、複雑な設定を必要とせずにメッセージを複数の宛先に迅速に届けるために設計されており、そのシンプルさと汎用性が名前に反映されています。

Amazon Simple Queue Service (Amazon SQS) *

直訳
Simple Queue Service(シンプルなキューサービス)

サービスの概要
Amazon SQSは、アプリケーションが互いにメッセージをやり取りするために使用するキューサービスです。メッセージはキューに入れられ、順番に処理されるため、処理の遅延や負荷を軽減することができます。

由来
「Simple Queue Service」は、その名の通り、「メッセージを簡単にキュー(順番待ちのリスト)に入れるサービス」という意味です。SQSは、複雑なシステム構成でも、シンプルにメッセージの管理と処理ができるように設計されており、その使いやすさが名前に反映されています。

AWS Step Functions *

直訳
Step Functions(ステップ関数)

サービスの概要
AWS Step Functionsは、複数のAWSサービスや機能を連携させ、ワークフローを自動化するためのサービスです。各ステップごとに処理を定義し、それを順序通りに実行することができます。

由来
「Step Functions」という名前は、ワークフローを「ステップ(段階)」に分け、それを順次処理するというアイデアから来ています。

ブロックチェーン(Blockchain)

Amazon Managed Blockchain

直訳
Managed Blockchain(マネージドブロックチェーン)

サービスの概要
Amazon Managed Blockchainは、ブロックチェーンネットワークを簡単に作成し、管理できるサービスです。企業や開発者は、このサービスを使ってブロックチェーン技術を活用し、安全で透明性のある取引やデータ管理を行うことができます。

由来
「Managed Blockchain」という名前は、ブロックチェーンネットワークの運用をAmazonが「マネージ(管理)」するというサービスの特性を表しています。ブロックチェーン技術は高度で複雑ですが、このサービスにより、その複雑さを隠し、ユーザーは簡単にブロックチェーンを利用できるようになっています。

ビジネスアプリケーション(Business Applications)

Alexa for Business

※2023年5月31日にAlexa for Businessは廃止されています。

直訳
Alexa for Business(ビジネス向けのAlexa)

サービスの概要
Alexa for Businessは、Amazonの音声アシスタント「Alexa」を企業やオフィスでの業務に活用するためのサービスです。音声を使って会議の開始、デバイスの操作、タスクの管理などが可能となり、業務の効率を高めます。

由来
「Alexa for Business」という名前は、一般消費者向けに提供されているAlexaをビジネス環境で利用できるようにしたことを表しています。

Amazon Simple Email Service (Amazon SES)

直訳
Simple Email Service(シンプルなEメールサービス)

サービスの概要
Amazon Simple Email Service (Amazon SES)は、クラウド上でEメールを簡単に大量送信できるサービスです。企業はプロモーションメールや通知メールを効率的に配信し、その結果を分析することができます。

由来:
「Simple Email Service」という名前は、Eメールの送受信が簡単でシンプルであることを表しています。通常、Eメール配信のインフラストラクチャーの構築には多くの技術的な知識が必要ですが、Amazon SESはこのプロセスを大幅に簡略化します。ユーザーは、複雑な設定を気にせず、すぐにEメールを大量配信できるため、「Simple」という言葉でその使いやすさが明確に伝えられています。

クラウド財務管理(Cloud Financial Management)

AWS Budgets *

直訳
Budgets(予算管理)

サービスの概要
AWS Budgetsは、AWSリソースの使用量やコストを追跡し、設定した予算を超えないように管理するためのサービスです。特定の使用量や支出額に達すると通知を受け取ることができ、クラウドコストの最適化を支援します。

由来
「Budgets」という名前は、このサービスが予算管理に特化していることを示しています。AWS Budgetsは、企業がクラウドリソースのコストをコントロールし、予算の超過を防ぐために使用されます。

AWS Cost and Usage Report *

直訳
Cost and Usage Report(AWSコストと使用状況レポート)

サービスの概要
AWS Cost and Usage Report (AWS CUR)は、AWSの利用に関するコストと使用量を詳細に追跡できるレポートを生成するサービスです。利用者は、このレポートをもとにコスト分析を行い、無駄な支出を削減したり、リソースの最適化を行ったりすることができます。

由来
「Cost and Usage Report」という名称は、ユーザーがAWSのリソース使用状況とコストを一目で理解できるようにすることを意図しています。

AWS Cost Explorer *

直訳
Cost Explorer(コストエクスプローラー)

サービスの概要
AWS Cost Explorerは、AWSのリソース使用に伴うコストを視覚的に分析できるサービスです。過去の支出履歴をグラフやチャートで確認し、コストのトレンドやパターンを把握することで、将来の予算計画を立てるのに役立ちます。

由来
「Cost Explorer」という名前は、「コストを探索する」という意味を持ちます。これは、利用者がAWSのリソース使用にかかる費用を深く掘り下げ、理解するためのツールであることを示しています

Savings Plans *

直訳
Savings Plans(節約プラン)

サービスの概要
Savings Plansは、AWSのサービス利用にかかるコストを削減するための料金プランです。ユーザーは特定の期間、一定額以上の利用を約束することで、標準料金よりも低い価格でAWSリソースを利用できます。特にEC2などのコンピューティングリソースに適用され、コスト削減を実現します。

由来
「Savings Plans」という名前は、ユーザーがAWSの利用料金を削減するために選択できる計画を意味します。サービスの名前は、その機能と目的を直接的に表現しています

コンピューティング(Compute)

AWS App Runner

直訳
App Runner(アプリケーションの実行者)

サービスの概要
AWS App Runnerは、コードやコンテナから簡単にウェブアプリケーションをデプロイするためのサービスです。インフラの管理が不要で、わずか数クリックでアプリケーションを立ち上げられるため、開発者にとって非常に便利です。スケーリングやセキュリティも自動で対応し、信頼性の高い運用が可能です。

由来
「App Runner」という名前は、アプリケーションの「ランニング」、つまり実行をサポートするという機能を直接表現しています。

AWS Auto Scaling *

※2023年11月に新規開発投資が中止されています。そのため、新規利用は非推奨で、各サービスのApplication Auto Scaling機能を利用することが推奨されています。

直訳
Auto Scaling(自動スケーリング)

サービスの概要
AWS Auto Scalingは、アプリケーションのパフォーマンスを維持するためにリソースを自動的に調整するサービスです。需要が増えたときにリソースを追加し、需要が減ったときにはリソースを削減することで、常に最適なリソース配分を維持します。これにより、コストを抑えつつ、高い可用性を確保できます。

由来
「Auto Scaling」という名前は、リソースの増減を自動(Auto)で調整するスケーリング機能を指しています。スケーリングとは、システムのリソースを必要に応じて増減するプロセスを意味し、「Auto」はそのプロセスが自動化されていることを示しています。

AWS Batch *

直訳
Batch(バッチ)

サービスの概要
AWS Batchは、バッチ処理ジョブを効率的に実行するためのサービスです。大規模な計算処理やデータ処理ジョブを自動でスケジュールし、最適なコンピューティングリソースを提供します。これにより、手動での設定やリソース管理の手間を削減し、効率的な処理が可能です。

由来
「Batch」という名前は、一連の処理ジョブをまとめて実行する「バッチ処理」に由来しています。バッチ処理は、一定量のデータやタスクを一度に処理する方法であり、このサービスはそれをクラウド上で効率的に実行するためのものです。

Amazon EC2 *

直訳
EC2(伸縮自在なコンピューティングクラウド)

サービスの概要
Amazon EC2は、クラウド上で仮想サーバーを簡単に立ち上げ、管理できるサービスです。ユーザーは必要に応じてコンピューティングリソースをスケールアップまたはスケールダウンでき、インフラストラクチャを柔軟にコントロールできます。これにより、コスト効率とスピードを最大化しながら、アプリケーションの展開が可能です。

由来
Amazon EC2の「EC2」は「Elastic Compute Cloud」の略で、「伸縮自在なコンピューティングクラウド」を意味します。「伸縮自在」は、ユーザーがリソースを自由に増減できる柔軟性を表し、「コンピューティングクラウド」は、これがクラウドベースの仮想サーバーサービスであることを示しています。

Amazon EC2 Auto Scaling *

直訳
EC2 Auto Scaling(EC2の自動スケーリング)

サービスの概要
Amazon EC2 Auto Scalingは、アプリケーションの需要に応じて、自動的にサーバーの数を増減させる機能を提供するサービスです。トラフィックが増えたときにサーバーを追加し、減ったときに減らすことで、アプリケーションが安定して動作するようにしつつ、コストも効率的に管理できます。

由来
「Auto Scaling」は「自動スケーリング」という意味で、システムが自動でリソースを調整する機能を指します。Amazon EC2 Auto Scalingの名前は、アプリケーションの負荷に応じてサーバーを自動で増やしたり減らしたりするサービスの特徴をそのまま表現しています。

AWS Elastic Beanstalk *

直訳
Elastic Beanstalk(伸縮自在な豆の木)

サービスの概要
AWS Elastic Beanstalkは、ウェブアプリケーションやサービスを簡単にデプロイできるプラットフォームです。ユーザーはコードをアップロードするだけで、Elastic Beanstalkが自動でサーバー、ロードバランサー、スケーリングの設定などを行い、アプリケーションを稼働させます。

由来
「Elastic Beanstalk」という名前は、『ジャックと豆の木』の物語に登場する豆の木が急速に成長していくイメージに由来しています。小さな豆が空高く成長するように、アプリケーションが簡単に成長(スケーリング)できることを象徴しています。

AWS Fargate *

直訳
Fargate(遠い門)

サービスの概要
AWS Fargateは、インフラ管理を完全に自動化し、コンテナを簡単に実行できるサービスです。これにより、インフラの設定や管理を考えずに、アプリケーションの開発と展開に集中できます。

由来
「Fargate」という名前は、「far(遠く)」と「gate(門)」を合わせた言葉です。この名前は、物理的なサーバーの管理から解放され、アプリケーションをどこからでも動かせるようになることを意味しています。AWSが提供する柔軟でスケーラブルなサーバーレスコンピューティングエンジンとして、どんな環境でも自由に使えることを強調しています。

AWS Lambda *

直訳
Lambda(ラムダ)

サービスの概要
AWS Lambdaは、イベントが発生するたびにコードを実行し、サーバーの管理を不要にするサーバーレスのサービスです。コードの実行に必要なリソースは、自動で割り当てられ、処理が終わると解放されます。

由来
「Lambda」は、数学やコンピュータサイエンスにおける「ラムダ式」や「ラムダ関数」に由来しています。これらは、数学的な関数をシンプルに表現する手法です。この名前が付けられたのは、AWS Lambdaがユーザーにシンプルで効率的な方法でコードを実行する機能を提供するからです。

Amazon Lightsail *

直訳
Lightsail(軽い帆船)

サービスの概要
Amazon Lightsailは、仮想プライベートサーバー(VPS)を簡単にセットアップできるサービスで、初心者でも手軽にクラウドを利用できます。固定価格のプランで、予算内でクラウドリソースを使用できるのが特徴です。初心者や中小企業に最適なソリューションとなっています。

由来
「Lightsail」という名前は、「Light(軽い)」と「Sail(帆船)」を組み合わせた言葉です。風を受けて滑らかに進む帆船のように、ユーザーが障害なくスムーズにサービスを利用できることを象徴しています。

AWS Outposts *

直訳
Outposts(前哨基地 / 駐屯地)

サービスの概要
AWS Outpostsは、AWSのクラウド機能をオンプレミスで使えるようにするサービスで、自社のデータセンターにAWSのハードウェアとソフトウェアを設置し、クラウドと統合された環境を構築します。

由来
「Outposts」という言葉は、「前哨基地」や「駐屯地」を意味します。この名前が選ばれたのは、AWSが通常はリモートで提供されるクラウドサービスを、顧客のオンプレミス環境にまで「展開」し、その場でクラウドと同様の機能を提供するというコンセプトを表現しているからです。AWS Outpostsは、クラウドの最前線を顧客のデータセンターにまで拡張し、より近い場所でのクラウド活用を可能にする、まさに「前哨基地」として機能します。

AWS Wavelength *

直訳
Wavelength(波長)

サービスの概要
AWS Wavelengthは、5GネットワークにAWSのサービスを直接組み込み、超低遅延のアプリケーションを可能にするサービスです。これにより、データ処理がユーザーに近い場所で行われ、リアルタイムの応答が求められるアプリケーションに最適です。

由来
「Wavelength」という言葉は、通信技術における「波長」を指します。AWS Wavelengthは、5Gネットワークの波長に合わせてクラウドサービスを配置し、通信の遅延を最小限に抑えることを目指しています。

コンテナ(Containers)

Amazon Elastic Container Registry (Amazon ECR) *

直訳
Elastic Container Registry (伸縮自在なコンテナレジストリ)

サービスの概要
Amazon Elastic Container Registry (ECR)は、開発者がDockerコンテナイメージを保存、管理、デプロイするためのフルマネージドサービスです。ECRは、コンテナ化されたアプリケーションをAWSでスムーズに実行するために最適化されています。

由来
「Elastic(伸縮自在)」は、AWSのスケーラビリティと柔軟性を象徴する言葉で、ECRの機能が需要に応じて動的に拡張・縮小できることを表現しています。「Container Registry(コンテナレジストリ)」は、Dockerなどのコンテナイメージを保管するリポジトリを指します。この名前は、スケーラブルで柔軟なコンテナイメージの管理を実現するというECRの機能を直感的に表現しています。

Amazon Elastic Container Service (Amazon ECS) *

直訳
Elastic Container Service (伸縮自在なコンテナサービス)

サービスの概要
Amazon Elastic Container Service (ECS)は、AWS上でコンテナベースのアプリケーションを簡単に実行し、スケーリング、管理できるフルマネージドサービスです。ECSは、特にマイクロサービスアーキテクチャを採用している開発者にとって使いやすいプラットフォームを提供します。

由来
「Elastic(伸縮自在)」は、AWSが提供するサービスの柔軟性とスケーラビリティを表しています。「Container Service(コンテナサービス)」は、コンテナ化されたアプリケーションの管理を行うサービスを指しています。

Amazon ECS Anywhere *

直訳
ECS Anywhere(ECSをどこででも)

サービスの概要
Amazon ECS Anywhereは、AWSクラウドだけでなく、オンプレミスや他のクラウド環境でもコンテナ化されたアプリケーションを運用できるサービスです。ECSの柔軟な管理機能を、ユーザーが選ぶどの場所でも利用可能にするために設計されています。

由来
「Anywhere(どこででも)」は、その名の通り、ECSの機能がどこででも(クラウドからオンプレミス環境まで、あらゆる場所で)利用できることを強調しています。

Amazon Elastic Kubernetes Service (Amazon EKS) *

直訳
Elastic Kubernetes Service(伸縮自在なKubernetesサービス)

サービスの概要
Amazon EKSは、AWS上でKubernetesを簡単にセットアップし、管理できるサービスです。これにより、ユーザーは自社のアプリケーションをKubernetesクラスタでコンテナ化して実行し、柔軟にスケーリングすることができます。

由来
「Elastic(伸縮自在)」は、AWSの他のサービスと同様に、リソースの自動的な拡張・縮小が可能な柔軟性を表しています。「Kubernetes Service(Kubernetesサービス)」は、オープンソースのコンテナオーケストレーションツールであるKubernetesを運用するためのサービスです。名前には、AWSのクラウド環境において、弾力的かつスケーラブルなKubernetes管理を提供するという意味が込められています。

Amazon EKS Anywhere *

直訳
EKS Anywhere (EKSをどこででも)

サービスの概要
Amazon EKS Anywhereは、オンプレミスや他のクラウドでもKubernetesクラスターを管理できるサービスです。これにより、ユーザーはAWS内と同じエクスペリエンスでKubernetesをどこでも利用することができます。

由来
「Amazon EKS」は、KubernetesをAWS上で管理するためのサービスであり、「Anywhere(どこでも)」は、AWS外部でもその利便性が継続されることを表しています。この名前は、ユーザーが自分のインフラを問わず、どこでも一貫したKubernetes管理ができるというコンセプトを反映しています。

Amazon EKS Distro *

直訳
EKS Distro(EKS ディストリビューション)

サービスの概要
Amazon EKS Distroは、AWSのEKSで使用されるKubernetesディストリビューションを、オンプレミスや他のクラウドでも利用できるようにするサービスです。これにより、ユーザーはAWSと同じKubernetes環境をどこでも簡単に構築できます。

由来
「EKS Distro(ディストロ)」の「Distro」は「ディストリビューション」の略で、ソフトウェアの配布パッケージを指します。Amazon EKS Distroは、AWSが提供するKubernetes環境を、どこでも再現できるようにするために設計されています。この名前は、AWSの信頼性と同等のKubernetes管理を、自社のインフラや他のクラウドでも実現できることを意味しています。

データベース(Database)

Amazon Aurora *

直訳
Aurora(オーロラ)

サービスの概要
Amazon Auroraは、高性能でスケーラブルなリレーショナルデータベースサービスです。既存のデータベースエンジンと互換性を持ち、クラウド上での高い可用性とパフォーマンスを提供します。

由来
Auroraはクラウド環境で動作するため、この「雲(クラウド)の上にあるオーロラ」というイメージが名前に採用されたと言われています。クラウドの力を活かしつつ、高い性能と信頼性を提供するデータベースサービスであることを象徴しています。

Amazon Aurora Serverless *

直訳
Aurora Serverless(サーバーレスなオーロラ)

サービスの概要
Amazon Aurora Serverlessは、データベースのリソースを自動でスケーリングし、インフラの管理を簡略化するサーバーレスのデータベースサービスです。特に、予測できないトラフィックや断続的な利用が求められるシナリオに適しています。

由来
「Serverless」は、物理的なサーバーを意識することなく、クラウド上でのリソース管理が自動で行われることを表しています。

Amazon DocumentDB (MongoDB 互換) *

直訳
DocumentDB(ドキュメントDB)

サービスの概要
Amazon DocumentDBは、MongoDBと互換性を持つ、スケーラブルで高性能なドキュメント型データベースサービスです。JSON形式のデータを効率的に管理・クエリできるため、特に大規模なデータ処理が求められるアプリケーションに最適です。

由来
「DocumentDB」は、ドキュメント指向のデータベースであることから名付けられました。これは、データをドキュメントとして扱うNoSQLデータベースの特性を反映しています。

Amazon DynamoDB *

直訳
DynamoDB(発電機)

サービスの概要
Amazon DynamoDBは、高スループットと低レイテンシーを実現する、完全に管理されたNoSQLデータベースサービスです。特に大規模なデータをリアルタイムで処理するシステムに適しています。

由来
「Dynamo」という言葉は、「発電機」を意味し、非常に効率的でパワフルなデータ処理能力を表現しています。Amazon DynamoDBは、Amazonが自社の内部ツールとして開発した分散データベースシステム「Dynamo」に由来しており、その信頼性とスケーラビリティの高さが特徴です。DynamoDBは、このコンセプトをさらに発展させ、商用サービスとして提供される際に、この名前を引き継ぎました。

Amazon ElastiCache *

直訳
ElastiCache(伸縮自在なキャッシュ)

サービスの概要
Amazon ElastiCacheは、メモリ内でデータをキャッシュすることで、アプリケーションの読み取り速度を向上させるサービスです。特に、RedisやMemcachedを使った高速なデータアクセスをサポートしています。

由来
「Elastic」と「Cache」を組み合わせた名前で、「Elastic」は伸縮自在で柔軟なスケーラビリティを表し、「Cache」は高速なデータアクセスを指します。つまり、ElastiCacheの名前は、需要に応じて拡張できるキャッシングサービスであることを表しています。

Amazon Keyspaces (Apache Cassandra 向け) *

直訳
Keyspaces(キースペース)

サービスの概要
Amazon Keyspacesは、Apache Cassandra互換のスケーラブルでマネージドなNoSQLデータベースサービスです。分散型データベースとして、大量のデータを扱いながらも高い可用性とパフォーマンスを提供します。

由来
「Keyspaces」という名前は、Apache Cassandraの用語「keyspace」に由来しています。keyspaceは Cassandraにおいて、データのストレージ構造やレプリケーションの設定を定義する単位です。

Amazon Neptune *

直訳
Neptune(ネプチューン)

サービスの概要
Amazon Neptuneは、高速でスケーラブルなグラフデータベースサービスで、複雑なデータ関係を管理するために最適化されています。クエリの処理が速く、データのリレーションを効率的に管理できます。

由来
グラフデータベースは、データのノードとリレーションを利用して複雑な関係性を管理しますが、その広がりや複雑さが深い海に例えられることから、Neptuneという名前が選ばれたと考えられます。

Amazon RDS *

直訳
Relational Database Service(リレーショナルデータベースサービス)

サービスの概要
Amazon RDSは、AWS上でリレーショナルデータベースを簡単にセットアップ、運用、スケーリングするためのマネージドサービスです。主要なデータベースエンジンをサポートし、バックアップ、スナップショット、マルチAZ配置などの機能を提供します。

由来
Amazon RDSの名前は、サービスが提供する機能そのものを表しています。「リレーショナルデータベースサービス」という名前は、データをテーブル形式で管理するリレーショナルデータベースを簡単に扱えるサービスであることを直接的に示しています。

Amazon Redshift *

直訳
Redshift(赤方偏移)

サービスの概要
Amazon Redshiftは、AWS上で提供されるデータウェアハウスサービスで、大規模なデータセットの迅速なクエリ処理を可能にします。ペタバイト規模のデータを扱うことができ、コスト効率の高いデータ分析を提供します。

由来
Redshiftという名前は、天文学の「赤方偏移(redshift)」に由来しています。これは、光や電磁波の波長が長くなる現象で、遠く離れた銀河が地球から遠ざかる際に見られます。Amazon Redshiftは、膨大なデータを効率的に処理し、遠くのデータまでアクセスできるという意味で、この名前が付けられたと考えられます。まるで宇宙の広がりの中でデータに迅速にアクセスするようなイメージです。

Amazon Timestream

直訳
Timestream(時間の流れ)

サービスの概要
Amazon Timestreamは、時間に依存したデータを効率的に処理するためのサーバーレス時系列データベースです。IoTアプリケーションやイベントデータを扱う際に、データの取り込みからクエリまでを迅速に行うことができます。

由来
Timestreamという名前は、「時間(Time)」と「流れ(Stream)」の2つの言葉から構成されています。時間とともにデータが流れるイメージを表現しており、連続的に変化するデータをスムーズに処理する能力を表しています。

デベロッパーツール(Developer Tools)

AWS Cloud9

直訳
Cloud9(クラウドナイン)

サービスの概要
AWS Cloud9は、クラウド上で動作する統合開発環境(IDE)です。ブラウザから直接コードを記述、デバッグ、実行でき、複数のユーザーがリアルタイムで共同作業を行えます。

由来
Cloud9という名前は、「クラウド」と「9番目の天国」という意味のイディオムから来ています。英語で「Cloud Nine」は、「非常に幸せな状態」や「夢心地」を表すフレーズです。開発者が快適に作業できる理想的な開発環境を提供することを意図して、この名前が選ばれたと考えられます。

AWS CodeArtifact

直訳
CodeArtifact(コードアーティファクト)

サービスの概要
AWS CodeArtifactは、開発者がコードの依存関係を安全に管理・共有できるリポジトリサービスです。異なるプログラミング言語やフレームワークに対応し、継続的インテグレーション/継続的デリバリー(CI/CD)プロセスをスムーズにします。

由来
「CodeArtifact」という名前は、「コード(Code)」と「アーティファクト(Artifact)」の組み合わせです。ここでのアーティファクトは、ソフトウェア開発の成果物や生成物を意味します。名前が示す通り、CodeArtifactはソフトウェアパッケージや依存関係といった開発の成果物を管理するためのサービスであることを強調しています。

AWS CodeBuild

直訳
CodeBuild(コードビルド)

サービスの概要
AWS CodeBuildは、ソフトウェアプロジェクトのビルドとテストを行うフルマネージドサービスです。ソースコードをコンパイルし、テストを実行し、デプロイ可能なアーティファクトを生成することで、開発者のCI/CDプロセスを効率化します。

由来
CodeBuildという名前は、「コード(Code)」と「ビルド(Build)」の組み合わせです。ソフトウェア開発において、ビルドはコードをコンパイルして実行可能な形に変換する重要なプロセスです。この名前は、開発者が効率的にコードをビルドし、継続的インテグレーション/継続的デリバリー(CI/CD)の一環として、テストやデプロイに至るまでのプロセスを自動化できることを表しています。

AWS CodeCommit

直訳
CodeCommit(コードコミット)

サービスの概要
AWS CodeCommitは、Gitベースのソースコードリポジトリを提供するフルマネージドサービスです。開発者は、セキュアかつスケーラブルな環境でソースコードを管理し、チームでの共同作業を効率化できます。

由来
CodeCommitの名前は、「コード(Code)」と「コミット(Commit)」を組み合わせたものです。「Commit」は、ソースコードをリポジトリに保存し、変更履歴を記録するGitの基本操作の一つです。名前の由来は、開発者が安全かつ効率的にコードを保存・管理し、ソフトウェア開発プロセスを推進するためのプラットフォームを提供するサービスであることを直感的に示しています。

AWS CodeDeploy

直訳
CodeDeploy(コードデプロイ)

サービスの概要
AWS CodeDeployは、アプリケーションの新しいバージョンをAWSやオンプレミス環境に自動でデプロイするサービスです。これにより、アプリケーションの更新を効率的かつエラーなく行うことができます。

由来
「CodeDeploy」の名前は、「コード(Code)」と「デプロイ(Deploy)」を組み合わせたものです。デプロイは、ソフトウェアをユーザーが利用できるように配置するプロセスを指します。この名前は、コードを迅速かつ効率的にデプロイするためのサービスであることをシンプルに表現しています。

Amazon CodeGuru

直訳
CodeGuru(コードの指導者)

サービスの概要
Amazon CodeGuruは、機械学習を用いてコードを自動レビューし、性能向上やバグ修正のアドバイスを提供するサービスです。コードの最適化やセキュリティの向上に役立ちます。

由来
「Guru」はインドの言葉で「指導者」や「先生」を意味します。Amazon CodeGuruは、プログラミングにおいて知識豊富な「先生」のような存在として、コードの改善点を指摘し、開発者のスキルアップを助ける役割を果たすという意味で、この名前がつけられました。

AWS CodePipeline

直訳
CodePipeline(コードパイプライン)

サービスの概要
AWS CodePipelineは、ソフトウェアのリリースプロセスを自動化することで、開発からデプロイまでの速度と効率を向上させるサービスです。

由来
CodePipelineの名前は、ソフトウェアのリリースプロセスを「パイプライン(Pipeline)」として捉え、その中を「コード(Code)」が流れていくイメージから名付けられました。

AWS CodeStar

※AWS CodeStarは、2024年7月31日をもってサポート終了となっています。

直訳
CodeStar(コードスター)

サービスの概要
AWS CodeStarは、AWS上でのアプリケーション開発プロジェクトを迅速に立ち上げ、管理できるサービスです。開発者向けのテンプレートやコラボレーションツールを提供し、効率的に開発・デプロイを進められます。

由来
「Star」は、プロジェクトの中心となる存在を表す言葉です。AWS CodeStarは、開発プロセスにおける中心的な役割を果たし、チームのコラボレーションや作業の進行を円滑に進める「スター」のような存在であることから名付けられました。

AWS X-Ray *

直訳
X-Ray(エックス線)

サービスの概要
AWS X-Rayは、クラウドベースのアプリケーションにおけるリクエストの流れをトレースし、パフォーマンスの課題やエラーを特定するためのサービスです。アプリケーション全体の構造や依存関係を可視化して、効率的なデバッグを可能にします。

由来
「X-Ray(エックス線)」という名称は、エックス線が人間の目には見えない内部構造を可視化するように、AWS X-Rayもアプリケーションの内部動作を「透視」し、詳細な分析を可能にすることを示唆しています。これにより、システム内の隠れた問題を見つけ出し、迅速に解決する手助けをします。

エンドユーザーコンピューティング(End User Computing)

Amazon AppStream 2.0

直訳
AppStream(アプリのストリーミング)

サービスの概要
Amazon AppStream 2.0は、クラウド上でアプリケーションをストリーミング配信できるサービスです。ユーザーは、自分のデバイスにソフトウェアをインストールすることなく、ブラウザを通じてアプリケーションを利用できます。特に、高性能なグラフィックスが必要なアプリケーションをクラウドから直接操作できるのが特徴です。

由来
「AppStream」という名前は、「Application」(アプリケーション)と「Stream」(ストリーム)を組み合わせたものです。これは、アプリケーションをインターネットを通じてリアルタイムでストリーミングするというサービスの本質を表しています。

Amazon WorkSpaces

直訳
WorkSpaces(作業空間)

サービスの概要
Amazon WorkSpacesは、クラウド上で仮想デスクトップ環境を提供するサービスです。ユーザーは、自分のデバイスからインターネットを介して、クラウド上のデスクトップにアクセスし、作業を行うことができます。これにより、どこからでも一貫した作業環境を利用でき、管理も容易になります。

由来
WorkSpacesという名前は、「Workspace」(作業空間)を指し、ユーザーが物理的なデバイスに依存せずに、クラウド上でデスクトップ環境を利用できることを表しています。

フロントエンドのウェブとモバイル(Frontend Web and Mobile)

AWS Amplify *

直訳
Amplify(増幅する)

サービスの概要
AWS Amplifyは、フロントエンドウェブおよびモバイルアプリの開発を簡素化するためのツールセットを提供するサービスです。クラウドバックエンドの設定、管理、そしてアプリのデプロイやホスティングをシームレスに行うことができます。特に、リッチなユーザー体験を実現するアプリケーションの迅速な構築に役立ちます。

由来
Amplifyという名前は、「増幅する」という意味に由来しています。これは、開発者がより効率的にアプリケーションを構築し、その能力を「増幅」できるように支援することを意図して選ばれた名前です。ツールセットを利用することで、開発プロセスを加速させ、アプリのスケーリングや拡張を容易にするために「増幅」されるというコンセプトを表しています。

Amazon API Gateway *

直訳
API Gateway(APIの玄関口)

サービスの概要
Amazon API Gatewayは、開発者がAPIを作成、管理、公開できるフルマネージドサービスです。これにより、バックエンドサービスに安全かつスケーラブルな方法でアクセスするためのエンドポイントを提供し、モバイルアプリ、ウェブアプリ、またはその他のクライアントと連携できます。

由来
API Gatewayという名前は、「APIの玄関口」という意味から来ています。APIを通じてデータや機能にアクセスするための入り口として機能することを意図して名付けられました。

AWS Device Farm *

直訳
Device Farm(デバイスの農場)

サービスの概要
AWS Device Farmは、モバイルアプリケーションやウェブアプリケーションを実際のデバイスやブラウザでテストできるサービスです。開発者はさまざまな環境でアプリの動作を確認し、問題を早期に発見・修正することができます。

由来
Device Farmという名前は、多種多様なデバイスが集まる「ファーム(農場)」にたとえられています。つまり、さまざまなモバイルデバイスやブラウザを一つの場所で管理し、それらを利用してテストを行うというコンセプトからこの名前が付けられました。

Amazon Pinpoint *

直訳
Pinpoint(ピンポイント)

サービスの概要
Amazon Pinpointは、企業が顧客とのコミュニケーションを管理し、ターゲットを絞ったメッセージを送信するためのサービスです。マーケティングキャンペーンの作成、配信、効果測定が一貫して行えるプラットフォームを提供します。

由来
Pinpointという名前は、正確にターゲットを絞ること、つまり「ピンポイント」でメッセージを届けることを意味しています。

IoT(Internet of Things (IoT))

AWS IoT Analytics

直訳
IoT Analytics(IoTの分析)

サービスの概要
AWS IoT Analyticsは、IoTデバイスから得られるビッグデータを簡単に解析し、ビジネスインサイトを得るためのプラットフォームです。複雑なデータ処理を自動化し、柔軟な分析と可視化を可能にします。

由来
「Analytics」は「データ分析」のことを意味します。このサービス名は、データの分析を通じてIoTデバイスから新たな価値を生み出す機能を端的に表しています。

AWS IoT Core

直訳
IoT Analytics(IoTの中核)

サービスの概要
AWS IoT Coreは、IoTデバイスをAWSクラウドに接続し、安全でスケーラブルなデータ通信を実現するサービスです。デバイスの監視や制御、データの分析などを一元的に管理できます。

由来
「Core」は「核」や「中心」という意味を持ち、このサービスがIoT環境の中核的な役割を果たすことを表しています。AWS IoT Coreは、デバイス管理やデータ通信の基盤として、IoTソリューションの心臓部となることを意図して名付けられました。

AWS IoT Device Defender

直訳
IoT Device Defender(IoTデバイスの防御者)

サービスの概要
AWS IoT Device Defenderは、IoTデバイスのセキュリティを強化するためのサービスです。デバイスのセキュリティ状況を継続的に監視し、異常な動作や脅威を検出してアラートを発し、セキュリティリスクを低減します。

由来
「Defender」は「防御者」や「守る者」を意味し、このサービスがIoTデバイスを守る役割を果たすことを示しています。AWS IoT Device Defenderは、セキュリティの脅威からデバイスを防御し、信頼性の高いIoTシステムの運用をサポートするため、この名前が付けられました。

AWS IoT Device Management

直訳
IoT Device Management(IoTデバイスの管理)

サービスの概要
AWS IoT Device Managementは、膨大な数のIoTデバイスを簡単に登録、管理、モニタリング、更新するためのサービスです。これにより、デバイスの一括管理が可能となり、効率的な運用が実現します。

由来
「Device Management」は「デバイス管理」という意味で、このサービスがIoTデバイスの管理を容易にすることを表しています。多くのデバイスを一元的に管理し、セキュリティや機能の更新を効率的に行うことを目的としているため、この名前が選ばれました。

AWS IoT Events

直訳
IoT Events(IoTのイベント)

サービスの概要
AWS IoT Eventsは、IoTデバイスやシステムからのデータを監視し、特定の条件に基づいてアラートやアクションを自動的にトリガーするサービスです。これにより、異常や問題が発生したときに即座に対応できます。

由来
「Events」という言葉は、デバイスやシステムで発生する「イベント」や「出来事」を指しています。このサービスが、IoTデバイスからの情報に基づいてリアルタイムでイベントを検知し、対応を促すことを表しているため、この名前が選ばれました。

AWS IoT Greengrass

直訳
IoT Greengrass(IoT 緑草)

サービスの概要
AWS IoT Greengrassは、ローカルデバイスでクラウドのようなコンピューティングやデータ管理機能を提供するサービスです。IoTデバイスがクラウドに接続されていない状況でも、ローカルで処理を行い、データを管理できます。

由来
「Greengrass(グリーングラス)」は、通常、自然で安定した環境を象徴する言葉として使われます。この名前は、IoTデバイスがクラウドに接続されていなくても、ローカル環境で安定して動作することを示唆していると考えられます。

AWS IoT SiteWise

直訳
IoT SiteWise(IoT 現場/賢明)

サービスの概要
AWS IoT SiteWiseは、産業機械からデータを収集・整理し、リアルタイムで視覚化や分析ができるサービスです。工場やプラントなどで機器のパフォーマンスや運用効率を向上させるために活用されます。

由来
「SiteWise」という名前は、「Site(現場)」と「Wise(賢明な)」を組み合わせたもので、現場でのデータを賢く管理し、利用することを意図しています。特に、製造業などの現場で、機器データを効率的に活用できるようにするという目的を反映しています。

AWS IoT Things Graph

※2022年11月頃にAWS IoT Things Graphの機能は「AWS IoT TwinMaker」へ移行されています。

直訳
IoT Things Graph(IoT モノ/グラフ)

サービスの概要
AWS IoT Things Graphは、さまざまなIoTデバイスやクラウドサービスを簡単に連携させるためのサービスです。ビジュアルエディターを使って、異なるデバイスやサービス間のワークフローを構築し、自動化を実現できます。

由来
「Things Graph」という名称は、IoTデバイス(Things)の間にある複雑な接続や関係を「グラフ」のように可視化・管理するというコンセプトに由来しています。このサービスは、IoTエコシステム全体の接続をより直感的に理解しやすくするためにデザインされています。

AWS IoT 1-Click

※AWS IoT 1-Clickは、2024年12月にサービス終了を予定しています。

直訳
IoT 1-Click(IoT ワンクリック)

サービスの概要
AWS IoT 1-Clickは、IoTデバイスを迅速に設定し、特定のタスクを実行させることができるサービスです。使いやすさが重視されており、技術的な知識がなくても、誰でも簡単に利用できます。

由来
「1-Click」という名称は、設定や操作が非常に簡単であることを伝えるために使われています。これは、Amazonの「ワンクリック」購入機能と同様に、ユーザーが手間をかけずにデバイスを使い始められることを示唆しています。サービスの名前は、その直感的でシンプルな操作性を反映しています。

機械学習(Machine Learning)

Amazon Comprehend *

直訳
Comprehend(理解)

サービスの概要
Amazon Comprehendは、自然言語処理を利用してテキストを解析し、感情やトピックなどを自動的に抽出するサービスです。これにより、ユーザーは大量のテキストから有用な情報を簡単に得ることができます。

由来
「Comprehend」という名称は、サービスがテキストデータの内容を「理解」することを目指していることから名付けられました。名前が示す通り、Amazon Comprehendはテキストの隠れた意味や感情を把握し、データから有益な洞察を得ることを支援します。

Amazon Forecast *

直訳
Forecast(予測)

サービスの概要
Amazon Forecastは、過去のデータを使って売上や需要などの未来を予測するための機械学習サービスです。Amazon.comでの需要予測で実際に利用されているテクノロジーが活用されています。これにより、ビジネスの計画や意思決定をより効果的に行うことが可能になります。

由来
「Forecast」という名称は、「未来を予測する」というサービスの核心的な機能に由来しています。この名前は、ユーザーがデータに基づいて正確な予測を行い、将来のビジネス戦略をより効果的に立てることを支援するサービスの本質を示しています。

Amazon Fraud Detector *

直訳
Fraud Detector(不正検出器)

サービスの概要
Amazon Fraud Detectorは、機械学習を利用して、不正な取引や行動をリアルタイムで検出するサービスです。これにより、詐欺などのリスクを未然に防ぐことができます。

由来
「Fraud Detector」という名前は、そのまま「不正を検出する」というサービスの目的を表しています。このサービスは、不正な活動を自動的に検出し、ビジネスを守ることを目指しています。シンプルな名前ながらも、機能の本質を直感的に伝えるものとなっています。

Amazon Kendra *

直訳
Kendra(ケンドラ)

サービスの概要
Amazon Kendraは、企業内に散在する情報を素早く検索し、最も関連性の高い情報を提供するAI駆動の検索サービスです。自然言語処理を活用して、ユーザーが必要とする正確な情報を効率的に引き出します。

由来
Kendraという名前は、一般的な人名に由来しています。名前が選ばれた背景には、親しみやすく覚えやすい点や、サービスが「信頼できるガイド」として、必要な情報を導き出す役割を持つことを象徴する意図があると考えられます。また、人名を使うことで、サービスがあたかも「人のように」賢く情報を見つけてくれるというイメージを与えることを狙っているとも言えます。