当ブログの内容は筆者の経験と知識に基づいていますが、AWSのサービスおよび認定試験は定期的にアップデートされています。もし記事に誤りや古い情報がある場合、お手数ですが「コメント」や「お問い合わせ」からお知らせいただければ幸いです。読者の皆様からの貴重なフィードバックを歓迎しており、正確かつ有益な情報を提供できるよう努めてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
AWSのサービス名の由来をまとめました。
各サービスは、ソリューションアーキテクト – プロフェッショナルの試験範囲から抜粋しています。
※ソリューションアーキテクト – アソシエイトの試験範囲に含まれるサービスには「 * 」を付けています。
プロフェッショナルの試験範囲はこちら↓
AWS Certified Solutions Architect – Professional (SAP-C02) 試験ガイド
アソシエイトの試験範囲はこちら↓
AWS Certified Solutions Architect – Associate (SAA-C03) 試験ガイド
- 分析(Analytics)
- アプリケーション統合(Application Integration)
- ブロックチェーン(Blockchain)
- ビジネスアプリケーション(Business Applications)
- クラウド財務管理(Cloud Financial Management)
- コンピューティング(Compute)
- コンテナ(Containers)
- データベース(Database)
- デベロッパーツール(Developer Tools)
- エンドユーザーコンピューティング(End User Computing)
- フロントエンドのウェブとモバイル(Frontend Web and Mobile)
- IoT(Internet of Things (IoT))
- 機械学習(Machine Learning)
- マネジメントとガバナンス(Management and Governance)
- *AWS CLI
- AWS CloudFormation *
- AWS CloudTrail *
- Amazon CloudWatch *
- Amazon CloudWatch Logs
- AWS Compute Optimizer *
- AWS Config *
- AWS Control Tower *
- AWS Health Dashboard *
- AWS License Manager *
- Amazon Managed Grafana *
- Amazon Managed Service for Prometheus *
- AWS マネジメントコンソール *
- AWS Organizations *
- AWS Proton *
- AWS Service Catalog *
- Service Quotas
- AWS Systems Manager *
- AWS Trusted Advisor *
- AWS Well-Architected Tool *
- メディアサービス(Media Services)
- 移行と転送(Migration and Transfer)
- ネットワークとコンテンツ配信(Networking and Content Delivery)
- セキュリティ、アイデンティティ、コンプライアンス(Security, Identity, and Compliance)
- AWS Artifact *
- AWS Audit Manager *
- AWS Certificate Manager (ACM) *
- AWS CloudHSM *
- Amazon Cognito *
- Amazon Detective *
- AWS Directory Service *
- AWS Firewall Manager *
- Amazon GuardDuty *
- AWS IAM Identity Center (AWS Single Sign-On) *
- AWS Identity and Access Management (IAM) *
- Amazon Inspector *
- AWS Key Management Service (AWS KMS) *
- Amazon Macie *
- AWS Network Firewall *
- AWS Resource Access Manager (AWS RAM) *
- AWS Secrets Manager *
- AWS Security Hub *
- AWS Security Token Service (AWS STS)
- AWS Shield *
- AWS WAF *
- ストレージ(Storage)
- 参考
分析(Analytics)
Amazon Athena *
直訳
Athena(アテナ)
サービスの概要
Amazon Athenaは、AWS S3に保存されたデータをSQLクエリで簡単に分析できるサーバーレスのデータクエリサービスです。インフラ管理を行うことなく、データのクエリを迅速に実行できます。
由来
Athenaは、ギリシャ神話の知恵と戦略の女神の名前に由来しています。データ分析において複雑なデータセットを効率的に処理する知恵をユーザーに提供するため、この女神の名前が選ばれたと考えられます。
AWS Data Exchange *
直訳
Data Exchange(データ交換)
サービスの概要
AWS Data Exchangeは、データの売買や交換を行うことができるサービスです。さまざまな業界やソースからデータを手に入れ、自分のビジネスやプロジェクトに活用できます。
由来
このサービス名は、そのまま「データを交換する場所」を意味します。ユーザーがデータをやり取りするためのプラットフォームであることをシンプルに表現しています。
AWS Data Pipeline *
※2024年7月25日をもって、AWS Data Pipelineの新規利用は終了しています。
直訳
Data Pipeline(データのパイプライン)
サービスの概要
AWS Data Pipelineは、データを自動的に移動させたり、処理したりするためのサービスです。たとえば、データベースからデータを取得し、それをスケジュールに従って分析したり、別の場所に保存したりできます。
由来
名前の「パイプライン」は、工場のパイプのようにデータがスムーズに運ばれる仕組みを表しています。データが様々なステップを経て目的地に到達し、必要な処理が行われることを示しており、データの流れを管理するためのツールとしての役割を強調しています。
Amazon EMR *
直訳
Elastic MapReduce(伸縮自在なMapReduce)
サービスの概要
Amazon EMRは、大量のデータを効率的に処理・分析するためのサービスです。Apache HadoopやSparkなどのオープンソースツールを使って、大規模なデータセットを分散処理することができます。
由来
「Elastic MapReduce」の「Elastic」は、必要に応じてリソースを増減できる柔軟さを意味し、「MapReduce」は、データを分割して処理し、結果をまとめる技術に由来しています。この名前は、大規模データ処理を柔軟に行えるサービスであることを端的に表現しています。
AWS Glue *
直訳
Glue(接着剤)
サービスの概要
AWS Glueは、データを収集、変換、統合するためのサービスです。データを簡単にクレンジングしたり、異なるデータソースをつなぎ合わせたりして、分析やレポート作成に活用できます。
由来
「Glue」は、バラバラなデータソースを「接着」して一つのまとまりにする役割を反映しています。この名前は、AWS Glueがデータをつなぎ合わせ、統合して使いやすくすることで、データ分析のプロセスを簡素化することを表しています。
Amazon Kinesis Data Analytics *
※Amazon Managed Service for Apache Flink(旧 Amazon Kinesis Data Analytics)
直訳
Managed Service for Apache Flink(Apache Flinkのためのマネージドサービス)
サービスの概要
Amazon Managed Service for Apache Flinkは、リアルタイムでデータを処理・分析するためのサービスで、Apache Flinkというオープンソースツールを利用しています。これにより、大量のデータをリアルタイムで集計し、迅速にインサイトを得ることができます。
由来
元々はAmazon Kinesis Data Analyticsという名前で提供されていましたが、Apache Flinkの利用を全面に出し、サービス名が変更されました。「Managed Service」という部分は、AWSがインフラの管理を行うことで、ユーザーが分析に集中できる環境を提供することを意味します。この名前は、リアルタイムデータの処理における利便性と強力な分析機能を象徴しています。
Amazon Kinesis Data Firehose *
※Amazon Data Firehose(旧 Amazon Kinesis Data Firehose)
直訳
Data Firehose(データの消火ホース)
サービスの概要
Amazon Kinesis Data Firehoseは、データをリアルタイムでストリーミングして、Amazon S3やRedshift、Splunkなどに直接送信するサービスです。データをすぐに利用できるようにし、分析やアーカイブを効率的に行えます。
由来
「Firehose」は、大量の水を一気に流し出す消化ホースをイメージしています。このサービス名は、膨大なデータを一気に流し、リアルタイムで処理・配信する能力を表現しています。名前の通り、止めどなく流れるデータを効率よく管理し、必要な場所に届ける役割を担っています。
Amazon Kinesis Data Streams *
直訳
Kinesis Data Streams(データの小川)
サービスの概要
Amazon Kinesis Data Streamsは、大量のデータをリアルタイムで取り込み、処理するためのサービスです。これにより、データをすぐに分析したり、保存したりすることができます。
由来
「Data Streams」は、データが絶え間なく流れる「小川」をイメージしています。名前から、データが小川のように流れていくイメージを持つことができ、直感的に理解しやすいです。
AWS Lake Formation *
直訳
Lake Formation(湖の形成)
サービスの概要
AWS Lake Formationは、データレイクの作成を簡単にするためのサービスです。さまざまなソースからデータを取り込み、統合し、管理されたデータレイクを迅速に構築することができます。
由来
「Lake Formation」という名前は、膨大なデータを蓄える「データレイク」を「形成」するプロセスを表しています。湖(データレイク)が自然にできるように、データを簡単に集めて一箇所にまとめることをイメージしています。この名前は、データ管理をシンプルかつ効率的に行えるように設計されたサービスの目的を分かりやすく伝えています。
Amazon Managed Streaming for Apache Kafka (Amazon MSK) *
直訳
Managed Streaming for Apache Kafka(Apache Kafkaのためのマネージドストリーミング)
サービスの概要
Amazon MSKは、オープンソースのストリーミングプラットフォームであるApache Kafkaを、AWS上で簡単にセットアップし、運用できるようにするマネージドサービスです。これにより、リアルタイムデータの処理や転送がスムーズに行えます。
由来
このサービス名は、「Managed Streaming for Apache Kafka」の頭文字を取った略称「MSK」と、メインの機能である「Kafkaのためのストリーミング」を組み合わせたものです。名前が示す通り、複雑なApache Kafkaの管理をAWSが代行するため、利用者はインフラの管理に煩わされることなく、リアルタイムデータの処理に集中できるという利便性を強調しています。
Amazon OpenSearch Service *
直訳
OpenSearch Service(オープンサーチサービス)
サービスの概要
Amazon OpenSearch Serviceは、データの検索、分析、および可視化を行うためのフルマネージドサービスです。大量のデータから迅速に情報を見つけ出したり、リアルタイムで分析を行うことができます。
由来
OpenSearchは、もともとElasticsearchというオープンソースの検索・分析エンジンから派生したプロジェクトです。このサービス名は、ユーザーがオープンな技術を利用して、大規模なデータを簡単に検索・分析できることを示しています。名前の「Open」はオープンソース技術に基づいていること、「Search」はデータの検索機能を表しています。
Amazon QuickSight *
直訳
QuickSight(迅速な視覚)
サービスの概要
Amazon QuickSightは、データの可視化を通じてビジネスインサイトを得るためのBIツールです。多くのデータソースと連携し、インタラクティブなダッシュボードを作成して共有できます。データから価値ある洞察を迅速に引き出すのに適しています。
由来
「QuickSight」という名前は、データをすばやく(Quick)視覚的に捉える(Sight)という考え方に由来します。大量のデータをリアルタイムで視覚化し、重要なポイントを直感的に理解できるようにすることを目指しているため、この名前が選ばれました。
アプリケーション統合(Application Integration)
Amazon AppFlow *
直訳
AppFlow(アプリの流れ)
サービスの概要
Amazon AppFlowは、異なるクラウドサービスやアプリケーション間でデータを安全かつ簡単に転送するためのサービスです。これにより、マーケティングや営業などのアプリからデータをAWS上に自動的に取り込むことができます。
由来
「AppFlow」という名前は、「Application(アプリケーション)」と「Flow(流れ)」を組み合わせたものです。この名前は、アプリケーション間でデータをスムーズに流れるように移動させる機能を強調しており、データ統合のプロセスが簡単になることを表現しています。
AWS AppSync *
直訳
AppSync(アプリの同期)
サービスの概要
AWS AppSyncは、GraphQLを利用して複数のデータソースをリアルタイムで同期するためのサービスです。これにより、効率的にデータのやり取りや更新が行え、リアルタイムアプリケーションに最適です。
由来
「AppSync」は、「Application」と「Synchronization(同期)」を掛け合わせた名前で、複数のデータソースからのデータをリアルタイムで統合・同期できる機能を表しています。
Amazon EventBridge *
直訳
EventBridge(イベントの架け橋)
サービスの概要
Amazon EventBridgeは、さまざまなAWSサービスやSaaSアプリケーションから発生するイベントを収集し、それに基づいて自動的にアクションをトリガーできるイベントバスサービスです。これにより、システム間の連携をシームレスに行えます。
由来
「EventBridge」という名前は、「Event(イベント)」と「Bridge(橋)」を組み合わせたもので、イベントを通じて異なるシステムやサービス間をつなぐ橋のような役割を果たすことを意味しています。
Amazon MQ *
直訳
MQ(Message Queue:メッセージキュー)
サービスの概要
Amazon MQは、メッセージブローカーとして機能し、異なるアプリケーション間でメッセージを送受信するためのサービスです。特に、既存のメッセージキューシステム(MQ)をAWS上で簡単に移行・運用できます。
由来
「MQ」は「Message Queue(メッセージキュー)」の略で、異なるシステム間でメッセージをキュー(順番待ちのリスト)に入れて、安全に送受信する技術を指します。Amazon MQは、この技術をクラウドで利用できるようにしたサービスで、名前にはこの既存の技術をそのまま利用することで、従来のMQユーザーにとってわかりやすいものになっています。
Amazon Simple Notification Service (Amazon SNS) *
直訳
Simple Notification Service(シンプルな通知サービス)
サービスの概要
Amazon SNSは、さまざまなシステムやアプリケーションにメッセージを送信できる通知サービスです。これにより、複数の受信者に一斉に通知を送ることができます。
由来
「Simple Notification Service」は、その名の通り「シンプルな通知サービス」を意味します。SNSは、複雑な設定を必要とせずにメッセージを複数の宛先に迅速に届けるために設計されており、そのシンプルさと汎用性が名前に反映されています。
Amazon Simple Queue Service (Amazon SQS) *
直訳
Simple Queue Service(シンプルなキューサービス)
サービスの概要
Amazon SQSは、アプリケーションが互いにメッセージをやり取りするために使用するキューサービスです。メッセージはキューに入れられ、順番に処理されるため、処理の遅延や負荷を軽減することができます。
由来
「Simple Queue Service」は、その名の通り、「メッセージを簡単にキュー(順番待ちのリスト)に入れるサービス」という意味です。SQSは、複雑なシステム構成でも、シンプルにメッセージの管理と処理ができるように設計されており、その使いやすさが名前に反映されています。
AWS Step Functions *
直訳
Step Functions(ステップ関数)
サービスの概要
AWS Step Functionsは、複数のAWSサービスや機能を連携させ、ワークフローを自動化するためのサービスです。各ステップごとに処理を定義し、それを順序通りに実行することができます。
由来
「Step Functions」という名前は、ワークフローを「ステップ(段階)」に分け、それを順次処理するというアイデアから来ています。
ブロックチェーン(Blockchain)
Amazon Managed Blockchain
直訳
Managed Blockchain(マネージドブロックチェーン)
サービスの概要
Amazon Managed Blockchainは、ブロックチェーンネットワークを簡単に作成し、管理できるサービスです。企業や開発者は、このサービスを使ってブロックチェーン技術を活用し、安全で透明性のある取引やデータ管理を行うことができます。
由来
「Managed Blockchain」という名前は、ブロックチェーンネットワークの運用をAmazonが「マネージ(管理)」するというサービスの特性を表しています。ブロックチェーン技術は高度で複雑ですが、このサービスにより、その複雑さを隠し、ユーザーは簡単にブロックチェーンを利用できるようになっています。
ビジネスアプリケーション(Business Applications)
Alexa for Business
※2023年5月31日にAlexa for Businessは廃止されています。
直訳
Alexa for Business(ビジネス向けのAlexa)
サービスの概要
Alexa for Businessは、Amazonの音声アシスタント「Alexa」を企業やオフィスでの業務に活用するためのサービスです。音声を使って会議の開始、デバイスの操作、タスクの管理などが可能となり、業務の効率を高めます。
由来
「Alexa for Business」という名前は、一般消費者向けに提供されているAlexaをビジネス環境で利用できるようにしたことを表しています。
Amazon Simple Email Service (Amazon SES)
直訳
Simple Email Service(シンプルなEメールサービス)
サービスの概要
Amazon Simple Email Service (Amazon SES)は、クラウド上でEメールを簡単に大量送信できるサービスです。企業はプロモーションメールや通知メールを効率的に配信し、その結果を分析することができます。
由来:
「Simple Email Service」という名前は、Eメールの送受信が簡単でシンプルであることを表しています。通常、Eメール配信のインフラストラクチャーの構築には多くの技術的な知識が必要ですが、Amazon SESはこのプロセスを大幅に簡略化します。ユーザーは、複雑な設定を気にせず、すぐにEメールを大量配信できるため、「Simple」という言葉でその使いやすさが明確に伝えられています。
クラウド財務管理(Cloud Financial Management)
AWS Budgets *
直訳
Budgets(予算管理)
サービスの概要
AWS Budgetsは、AWSリソースの使用量やコストを追跡し、設定した予算を超えないように管理するためのサービスです。特定の使用量や支出額に達すると通知を受け取ることができ、クラウドコストの最適化を支援します。
由来
「Budgets」という名前は、このサービスが予算管理に特化していることを示しています。AWS Budgetsは、企業がクラウドリソースのコストをコントロールし、予算の超過を防ぐために使用されます。
AWS Cost and Usage Report *
直訳
Cost and Usage Report(AWSコストと使用状況レポート)
サービスの概要
AWS Cost and Usage Report (AWS CUR)は、AWSの利用に関するコストと使用量を詳細に追跡できるレポートを生成するサービスです。利用者は、このレポートをもとにコスト分析を行い、無駄な支出を削減したり、リソースの最適化を行ったりすることができます。
由来
「Cost and Usage Report」という名称は、ユーザーがAWSのリソース使用状況とコストを一目で理解できるようにすることを意図しています。
AWS Cost Explorer *
直訳
Cost Explorer(コストエクスプローラー)
サービスの概要
AWS Cost Explorerは、AWSのリソース使用に伴うコストを視覚的に分析できるサービスです。過去の支出履歴をグラフやチャートで確認し、コストのトレンドやパターンを把握することで、将来の予算計画を立てるのに役立ちます。
由来
「Cost Explorer」という名前は、「コストを探索する」という意味を持ちます。これは、利用者がAWSのリソース使用にかかる費用を深く掘り下げ、理解するためのツールであることを示しています
Savings Plans *
直訳
Savings Plans(節約プラン)
サービスの概要
Savings Plansは、AWSのサービス利用にかかるコストを削減するための料金プランです。ユーザーは特定の期間、一定額以上の利用を約束することで、標準料金よりも低い価格でAWSリソースを利用できます。特にEC2などのコンピューティングリソースに適用され、コスト削減を実現します。
由来
「Savings Plans」という名前は、ユーザーがAWSの利用料金を削減するために選択できる計画を意味します。サービスの名前は、その機能と目的を直接的に表現しています
コンピューティング(Compute)
AWS App Runner
直訳
App Runner(アプリケーションの実行者)
サービスの概要
AWS App Runnerは、コードやコンテナから簡単にウェブアプリケーションをデプロイするためのサービスです。インフラの管理が不要で、わずか数クリックでアプリケーションを立ち上げられるため、開発者にとって非常に便利です。スケーリングやセキュリティも自動で対応し、信頼性の高い運用が可能です。
由来
「App Runner」という名前は、アプリケーションの「ランニング」、つまり実行をサポートするという機能を直接表現しています。
AWS Auto Scaling *
※2023年11月に新規開発投資が中止されています。そのため、新規利用は非推奨で、各サービスのApplication Auto Scaling機能を利用することが推奨されています。
直訳
Auto Scaling(自動スケーリング)
サービスの概要
AWS Auto Scalingは、アプリケーションのパフォーマンスを維持するためにリソースを自動的に調整するサービスです。需要が増えたときにリソースを追加し、需要が減ったときにはリソースを削減することで、常に最適なリソース配分を維持します。これにより、コストを抑えつつ、高い可用性を確保できます。
由来
「Auto Scaling」という名前は、リソースの増減を自動(Auto)で調整するスケーリング機能を指しています。スケーリングとは、システムのリソースを必要に応じて増減するプロセスを意味し、「Auto」はそのプロセスが自動化されていることを示しています。
AWS Batch *
直訳
Batch(バッチ)
サービスの概要
AWS Batchは、バッチ処理ジョブを効率的に実行するためのサービスです。大規模な計算処理やデータ処理ジョブを自動でスケジュールし、最適なコンピューティングリソースを提供します。これにより、手動での設定やリソース管理の手間を削減し、効率的な処理が可能です。
由来
「Batch」という名前は、一連の処理ジョブをまとめて実行する「バッチ処理」に由来しています。バッチ処理は、一定量のデータやタスクを一度に処理する方法であり、このサービスはそれをクラウド上で効率的に実行するためのものです。
Amazon EC2 *
直訳
EC2(伸縮自在なコンピューティングクラウド)
サービスの概要
Amazon EC2は、クラウド上で仮想サーバーを簡単に立ち上げ、管理できるサービスです。ユーザーは必要に応じてコンピューティングリソースをスケールアップまたはスケールダウンでき、インフラストラクチャを柔軟にコントロールできます。これにより、コスト効率とスピードを最大化しながら、アプリケーションの展開が可能です。
由来
Amazon EC2の「EC2」は「Elastic Compute Cloud」の略で、「伸縮自在なコンピューティングクラウド」を意味します。「伸縮自在」は、ユーザーがリソースを自由に増減できる柔軟性を表し、「コンピューティングクラウド」は、これがクラウドベースの仮想サーバーサービスであることを示しています。
Amazon EC2 Auto Scaling *
直訳
EC2 Auto Scaling(EC2の自動スケーリング)
サービスの概要
Amazon EC2 Auto Scalingは、アプリケーションの需要に応じて、自動的にサーバーの数を増減させる機能を提供するサービスです。トラフィックが増えたときにサーバーを追加し、減ったときに減らすことで、アプリケーションが安定して動作するようにしつつ、コストも効率的に管理できます。
由来
「Auto Scaling」は「自動スケーリング」という意味で、システムが自動でリソースを調整する機能を指します。Amazon EC2 Auto Scalingの名前は、アプリケーションの負荷に応じてサーバーを自動で増やしたり減らしたりするサービスの特徴をそのまま表現しています。
AWS Elastic Beanstalk *
直訳
Elastic Beanstalk(伸縮自在な豆の木)
サービスの概要
AWS Elastic Beanstalkは、ウェブアプリケーションやサービスを簡単にデプロイできるプラットフォームです。ユーザーはコードをアップロードするだけで、Elastic Beanstalkが自動でサーバー、ロードバランサー、スケーリングの設定などを行い、アプリケーションを稼働させます。
由来
「Elastic Beanstalk」という名前は、『ジャックと豆の木』の物語に登場する豆の木が急速に成長していくイメージに由来しています。小さな豆が空高く成長するように、アプリケーションが簡単に成長(スケーリング)できることを象徴しています。
AWS Fargate *
直訳
Fargate(遠い門)
サービスの概要
AWS Fargateは、インフラ管理を完全に自動化し、コンテナを簡単に実行できるサービスです。これにより、インフラの設定や管理を考えずに、アプリケーションの開発と展開に集中できます。
由来
「Fargate」という名前は、「far(遠く)」と「gate(門)」を合わせた言葉です。この名前は、物理的なサーバーの管理から解放され、アプリケーションをどこからでも動かせるようになることを意味しています。AWSが提供する柔軟でスケーラブルなサーバーレスコンピューティングエンジンとして、どんな環境でも自由に使えることを強調しています。
AWS Lambda *
直訳
Lambda(ラムダ)
サービスの概要
AWS Lambdaは、イベントが発生するたびにコードを実行し、サーバーの管理を不要にするサーバーレスのサービスです。コードの実行に必要なリソースは、自動で割り当てられ、処理が終わると解放されます。
由来
「Lambda」は、数学やコンピュータサイエンスにおける「ラムダ式」や「ラムダ関数」に由来しています。これらは、数学的な関数をシンプルに表現する手法です。この名前が付けられたのは、AWS Lambdaがユーザーにシンプルで効率的な方法でコードを実行する機能を提供するからです。
Amazon Lightsail *
直訳
Lightsail(軽い帆船)
サービスの概要
Amazon Lightsailは、仮想プライベートサーバー(VPS)を簡単にセットアップできるサービスで、初心者でも手軽にクラウドを利用できます。固定価格のプランで、予算内でクラウドリソースを使用できるのが特徴です。初心者や中小企業に最適なソリューションとなっています。
由来
「Lightsail」という名前は、「Light(軽い)」と「Sail(帆船)」を組み合わせた言葉です。風を受けて滑らかに進む帆船のように、ユーザーが障害なくスムーズにサービスを利用できることを象徴しています。
AWS Outposts *
直訳
Outposts(前哨基地 / 駐屯地)
サービスの概要
AWS Outpostsは、AWSのクラウド機能をオンプレミスで使えるようにするサービスで、自社のデータセンターにAWSのハードウェアとソフトウェアを設置し、クラウドと統合された環境を構築します。
由来
「Outposts」という言葉は、「前哨基地」や「駐屯地」を意味します。この名前が選ばれたのは、AWSが通常はリモートで提供されるクラウドサービスを、顧客のオンプレミス環境にまで「展開」し、その場でクラウドと同様の機能を提供するというコンセプトを表現しているからです。AWS Outpostsは、クラウドの最前線を顧客のデータセンターにまで拡張し、より近い場所でのクラウド活用を可能にする、まさに「前哨基地」として機能します。
AWS Wavelength *
直訳
Wavelength(波長)
サービスの概要
AWS Wavelengthは、5GネットワークにAWSのサービスを直接組み込み、超低遅延のアプリケーションを可能にするサービスです。これにより、データ処理がユーザーに近い場所で行われ、リアルタイムの応答が求められるアプリケーションに最適です。
由来
「Wavelength」という言葉は、通信技術における「波長」を指します。AWS Wavelengthは、5Gネットワークの波長に合わせてクラウドサービスを配置し、通信の遅延を最小限に抑えることを目指しています。
コンテナ(Containers)
Amazon Elastic Container Registry (Amazon ECR) *
直訳
Elastic Container Registry (伸縮自在なコンテナレジストリ)
サービスの概要
Amazon Elastic Container Registry (ECR)は、開発者がDockerコンテナイメージを保存、管理、デプロイするためのフルマネージドサービスです。ECRは、コンテナ化されたアプリケーションをAWSでスムーズに実行するために最適化されています。
由来
「Elastic(伸縮自在)」は、AWSのスケーラビリティと柔軟性を象徴する言葉で、ECRの機能が需要に応じて動的に拡張・縮小できることを表現しています。「Container Registry(コンテナレジストリ)」は、Dockerなどのコンテナイメージを保管するリポジトリを指します。この名前は、スケーラブルで柔軟なコンテナイメージの管理を実現するというECRの機能を直感的に表現しています。
Amazon Elastic Container Service (Amazon ECS) *
直訳
Elastic Container Service (伸縮自在なコンテナサービス)
サービスの概要
Amazon Elastic Container Service (ECS)は、AWS上でコンテナベースのアプリケーションを簡単に実行し、スケーリング、管理できるフルマネージドサービスです。ECSは、特にマイクロサービスアーキテクチャを採用している開発者にとって使いやすいプラットフォームを提供します。
由来
「Elastic(伸縮自在)」は、AWSが提供するサービスの柔軟性とスケーラビリティを表しています。「Container Service(コンテナサービス)」は、コンテナ化されたアプリケーションの管理を行うサービスを指しています。
Amazon ECS Anywhere *
直訳
ECS Anywhere(ECSをどこででも)
サービスの概要
Amazon ECS Anywhereは、AWSクラウドだけでなく、オンプレミスや他のクラウド環境でもコンテナ化されたアプリケーションを運用できるサービスです。ECSの柔軟な管理機能を、ユーザーが選ぶどの場所でも利用可能にするために設計されています。
由来
「Anywhere(どこででも)」は、その名の通り、ECSの機能がどこででも(クラウドからオンプレミス環境まで、あらゆる場所で)利用できることを強調しています。
Amazon Elastic Kubernetes Service (Amazon EKS) *
直訳
Elastic Kubernetes Service(伸縮自在なKubernetesサービス)
サービスの概要
Amazon EKSは、AWS上でKubernetesを簡単にセットアップし、管理できるサービスです。これにより、ユーザーは自社のアプリケーションをKubernetesクラスタでコンテナ化して実行し、柔軟にスケーリングすることができます。
由来
「Elastic(伸縮自在)」は、AWSの他のサービスと同様に、リソースの自動的な拡張・縮小が可能な柔軟性を表しています。「Kubernetes Service(Kubernetesサービス)」は、オープンソースのコンテナオーケストレーションツールであるKubernetesを運用するためのサービスです。名前には、AWSのクラウド環境において、弾力的かつスケーラブルなKubernetes管理を提供するという意味が込められています。
Amazon EKS Anywhere *
直訳
EKS Anywhere (EKSをどこででも)
サービスの概要
Amazon EKS Anywhereは、オンプレミスや他のクラウドでもKubernetesクラスターを管理できるサービスです。これにより、ユーザーはAWS内と同じエクスペリエンスでKubernetesをどこでも利用することができます。
由来
「Amazon EKS」は、KubernetesをAWS上で管理するためのサービスであり、「Anywhere(どこでも)」は、AWS外部でもその利便性が継続されることを表しています。この名前は、ユーザーが自分のインフラを問わず、どこでも一貫したKubernetes管理ができるというコンセプトを反映しています。
Amazon EKS Distro *
直訳
EKS Distro(EKS ディストリビューション)
サービスの概要
Amazon EKS Distroは、AWSのEKSで使用されるKubernetesディストリビューションを、オンプレミスや他のクラウドでも利用できるようにするサービスです。これにより、ユーザーはAWSと同じKubernetes環境をどこでも簡単に構築できます。
由来
「EKS Distro(ディストロ)」の「Distro」は「ディストリビューション」の略で、ソフトウェアの配布パッケージを指します。Amazon EKS Distroは、AWSが提供するKubernetes環境を、どこでも再現できるようにするために設計されています。この名前は、AWSの信頼性と同等のKubernetes管理を、自社のインフラや他のクラウドでも実現できることを意味しています。
データベース(Database)
Amazon Aurora *
直訳
Aurora(オーロラ)
サービスの概要
Amazon Auroraは、高性能でスケーラブルなリレーショナルデータベースサービスです。既存のデータベースエンジンと互換性を持ち、クラウド上での高い可用性とパフォーマンスを提供します。
由来
Auroraはクラウド環境で動作するため、この「雲(クラウド)の上にあるオーロラ」というイメージが名前に採用されたと言われています。クラウドの力を活かしつつ、高い性能と信頼性を提供するデータベースサービスであることを象徴しています。
Amazon Aurora Serverless *
直訳
Aurora Serverless(サーバーレスなオーロラ)
サービスの概要
Amazon Aurora Serverlessは、データベースのリソースを自動でスケーリングし、インフラの管理を簡略化するサーバーレスのデータベースサービスです。特に、予測できないトラフィックや断続的な利用が求められるシナリオに適しています。
由来
「Serverless」は、物理的なサーバーを意識することなく、クラウド上でのリソース管理が自動で行われることを表しています。
Amazon DocumentDB (MongoDB 互換) *
直訳
DocumentDB(ドキュメントDB)
サービスの概要
Amazon DocumentDBは、MongoDBと互換性を持つ、スケーラブルで高性能なドキュメント型データベースサービスです。JSON形式のデータを効率的に管理・クエリできるため、特に大規模なデータ処理が求められるアプリケーションに最適です。
由来
「DocumentDB」は、ドキュメント指向のデータベースであることから名付けられました。これは、データをドキュメントとして扱うNoSQLデータベースの特性を反映しています。
Amazon DynamoDB *
直訳
DynamoDB(発電機)
サービスの概要
Amazon DynamoDBは、高スループットと低レイテンシーを実現する、完全に管理されたNoSQLデータベースサービスです。特に大規模なデータをリアルタイムで処理するシステムに適しています。
由来
「Dynamo」という言葉は、「発電機」を意味し、非常に効率的でパワフルなデータ処理能力を表現しています。Amazon DynamoDBは、Amazonが自社の内部ツールとして開発した分散データベースシステム「Dynamo」に由来しており、その信頼性とスケーラビリティの高さが特徴です。DynamoDBは、このコンセプトをさらに発展させ、商用サービスとして提供される際に、この名前を引き継ぎました。
Amazon ElastiCache *
直訳
ElastiCache(伸縮自在なキャッシュ)
サービスの概要
Amazon ElastiCacheは、メモリ内でデータをキャッシュすることで、アプリケーションの読み取り速度を向上させるサービスです。特に、RedisやMemcachedを使った高速なデータアクセスをサポートしています。
由来
「Elastic」と「Cache」を組み合わせた名前で、「Elastic」は伸縮自在で柔軟なスケーラビリティを表し、「Cache」は高速なデータアクセスを指します。つまり、ElastiCacheの名前は、需要に応じて拡張できるキャッシングサービスであることを表しています。
Amazon Keyspaces (Apache Cassandra 向け) *
直訳
Keyspaces(キースペース)
サービスの概要
Amazon Keyspacesは、Apache Cassandra互換のスケーラブルでマネージドなNoSQLデータベースサービスです。分散型データベースとして、大量のデータを扱いながらも高い可用性とパフォーマンスを提供します。
由来
「Keyspaces」という名前は、Apache Cassandraの用語「keyspace」に由来しています。keyspaceは Cassandraにおいて、データのストレージ構造やレプリケーションの設定を定義する単位です。
Amazon Neptune *
直訳
Neptune(ネプチューン)
サービスの概要
Amazon Neptuneは、高速でスケーラブルなグラフデータベースサービスで、複雑なデータ関係を管理するために最適化されています。クエリの処理が速く、データのリレーションを効率的に管理できます。
由来
グラフデータベースは、データのノードとリレーションを利用して複雑な関係性を管理しますが、その広がりや複雑さが深い海に例えられることから、Neptuneという名前が選ばれたと考えられます。
Amazon RDS *
直訳
Relational Database Service(リレーショナルデータベースサービス)
サービスの概要
Amazon RDSは、AWS上でリレーショナルデータベースを簡単にセットアップ、運用、スケーリングするためのマネージドサービスです。主要なデータベースエンジンをサポートし、バックアップ、スナップショット、マルチAZ配置などの機能を提供します。
由来
Amazon RDSの名前は、サービスが提供する機能そのものを表しています。「リレーショナルデータベースサービス」という名前は、データをテーブル形式で管理するリレーショナルデータベースを簡単に扱えるサービスであることを直接的に示しています。
Amazon Redshift *
直訳
Redshift(赤方偏移)
サービスの概要
Amazon Redshiftは、AWS上で提供されるデータウェアハウスサービスで、大規模なデータセットの迅速なクエリ処理を可能にします。ペタバイト規模のデータを扱うことができ、コスト効率の高いデータ分析を提供します。
由来
Redshiftという名前は、天文学の「赤方偏移(redshift)」に由来しています。これは、光や電磁波の波長が長くなる現象で、遠く離れた銀河が地球から遠ざかる際に見られます。Amazon Redshiftは、膨大なデータを効率的に処理し、遠くのデータまでアクセスできるという意味で、この名前が付けられたと考えられます。まるで宇宙の広がりの中でデータに迅速にアクセスするようなイメージです。
Amazon Timestream
直訳
Timestream(時間の流れ)
サービスの概要
Amazon Timestreamは、時間に依存したデータを効率的に処理するためのサーバーレス時系列データベースです。IoTアプリケーションやイベントデータを扱う際に、データの取り込みからクエリまでを迅速に行うことができます。
由来
Timestreamという名前は、「時間(Time)」と「流れ(Stream)」の2つの言葉から構成されています。時間とともにデータが流れるイメージを表現しており、連続的に変化するデータをスムーズに処理する能力を表しています。
デベロッパーツール(Developer Tools)
AWS Cloud9
直訳
Cloud9(クラウドナイン)
サービスの概要
AWS Cloud9は、クラウド上で動作する統合開発環境(IDE)です。ブラウザから直接コードを記述、デバッグ、実行でき、複数のユーザーがリアルタイムで共同作業を行えます。
由来
Cloud9という名前は、「クラウド」と「9番目の天国」という意味のイディオムから来ています。英語で「Cloud Nine」は、「非常に幸せな状態」や「夢心地」を表すフレーズです。開発者が快適に作業できる理想的な開発環境を提供することを意図して、この名前が選ばれたと考えられます。
AWS CodeArtifact
直訳
CodeArtifact(コードアーティファクト)
サービスの概要
AWS CodeArtifactは、開発者がコードの依存関係を安全に管理・共有できるリポジトリサービスです。異なるプログラミング言語やフレームワークに対応し、継続的インテグレーション/継続的デリバリー(CI/CD)プロセスをスムーズにします。
由来
「CodeArtifact」という名前は、「コード(Code)」と「アーティファクト(Artifact)」の組み合わせです。ここでのアーティファクトは、ソフトウェア開発の成果物や生成物を意味します。名前が示す通り、CodeArtifactはソフトウェアパッケージや依存関係といった開発の成果物を管理するためのサービスであることを強調しています。
AWS CodeBuild
直訳
CodeBuild(コードビルド)
サービスの概要
AWS CodeBuildは、ソフトウェアプロジェクトのビルドとテストを行うフルマネージドサービスです。ソースコードをコンパイルし、テストを実行し、デプロイ可能なアーティファクトを生成することで、開発者のCI/CDプロセスを効率化します。
由来
CodeBuildという名前は、「コード(Code)」と「ビルド(Build)」の組み合わせです。ソフトウェア開発において、ビルドはコードをコンパイルして実行可能な形に変換する重要なプロセスです。この名前は、開発者が効率的にコードをビルドし、継続的インテグレーション/継続的デリバリー(CI/CD)の一環として、テストやデプロイに至るまでのプロセスを自動化できることを表しています。
AWS CodeCommit
直訳
CodeCommit(コードコミット)
サービスの概要
AWS CodeCommitは、Gitベースのソースコードリポジトリを提供するフルマネージドサービスです。開発者は、セキュアかつスケーラブルな環境でソースコードを管理し、チームでの共同作業を効率化できます。
由来
CodeCommitの名前は、「コード(Code)」と「コミット(Commit)」を組み合わせたものです。「Commit」は、ソースコードをリポジトリに保存し、変更履歴を記録するGitの基本操作の一つです。名前の由来は、開発者が安全かつ効率的にコードを保存・管理し、ソフトウェア開発プロセスを推進するためのプラットフォームを提供するサービスであることを直感的に示しています。
AWS CodeDeploy
直訳
CodeDeploy(コードデプロイ)
サービスの概要
AWS CodeDeployは、アプリケーションの新しいバージョンをAWSやオンプレミス環境に自動でデプロイするサービスです。これにより、アプリケーションの更新を効率的かつエラーなく行うことができます。
由来
「CodeDeploy」の名前は、「コード(Code)」と「デプロイ(Deploy)」を組み合わせたものです。デプロイは、ソフトウェアをユーザーが利用できるように配置するプロセスを指します。この名前は、コードを迅速かつ効率的にデプロイするためのサービスであることをシンプルに表現しています。
Amazon CodeGuru
直訳
CodeGuru(コードの指導者)
サービスの概要
Amazon CodeGuruは、機械学習を用いてコードを自動レビューし、性能向上やバグ修正のアドバイスを提供するサービスです。コードの最適化やセキュリティの向上に役立ちます。
由来
「Guru」はインドの言葉で「指導者」や「先生」を意味します。Amazon CodeGuruは、プログラミングにおいて知識豊富な「先生」のような存在として、コードの改善点を指摘し、開発者のスキルアップを助ける役割を果たすという意味で、この名前がつけられました。
AWS CodePipeline
直訳
CodePipeline(コードパイプライン)
サービスの概要
AWS CodePipelineは、ソフトウェアのリリースプロセスを自動化することで、開発からデプロイまでの速度と効率を向上させるサービスです。
由来
CodePipelineの名前は、ソフトウェアのリリースプロセスを「パイプライン(Pipeline)」として捉え、その中を「コード(Code)」が流れていくイメージから名付けられました。
AWS CodeStar
※AWS CodeStarは、2024年7月31日をもってサポート終了となっています。
直訳
CodeStar(コードスター)
サービスの概要
AWS CodeStarは、AWS上でのアプリケーション開発プロジェクトを迅速に立ち上げ、管理できるサービスです。開発者向けのテンプレートやコラボレーションツールを提供し、効率的に開発・デプロイを進められます。
由来
「Star」は、プロジェクトの中心となる存在を表す言葉です。AWS CodeStarは、開発プロセスにおける中心的な役割を果たし、チームのコラボレーションや作業の進行を円滑に進める「スター」のような存在であることから名付けられました。
AWS X-Ray *
直訳
X-Ray(エックス線)
サービスの概要
AWS X-Rayは、クラウドベースのアプリケーションにおけるリクエストの流れをトレースし、パフォーマンスの課題やエラーを特定するためのサービスです。アプリケーション全体の構造や依存関係を可視化して、効率的なデバッグを可能にします。
由来
「X-Ray(エックス線)」という名称は、エックス線が人間の目には見えない内部構造を可視化するように、AWS X-Rayもアプリケーションの内部動作を「透視」し、詳細な分析を可能にすることを示唆しています。これにより、システム内の隠れた問題を見つけ出し、迅速に解決する手助けをします。
エンドユーザーコンピューティング(End User Computing)
Amazon AppStream 2.0
直訳
AppStream(アプリのストリーミング)
サービスの概要
Amazon AppStream 2.0は、クラウド上でアプリケーションをストリーミング配信できるサービスです。ユーザーは、自分のデバイスにソフトウェアをインストールすることなく、ブラウザを通じてアプリケーションを利用できます。特に、高性能なグラフィックスが必要なアプリケーションをクラウドから直接操作できるのが特徴です。
由来
「AppStream」という名前は、「Application」(アプリケーション)と「Stream」(ストリーム)を組み合わせたものです。これは、アプリケーションをインターネットを通じてリアルタイムでストリーミングするというサービスの本質を表しています。
Amazon WorkSpaces
直訳
WorkSpaces(作業空間)
サービスの概要
Amazon WorkSpacesは、クラウド上で仮想デスクトップ環境を提供するサービスです。ユーザーは、自分のデバイスからインターネットを介して、クラウド上のデスクトップにアクセスし、作業を行うことができます。これにより、どこからでも一貫した作業環境を利用でき、管理も容易になります。
由来
WorkSpacesという名前は、「Workspace」(作業空間)を指し、ユーザーが物理的なデバイスに依存せずに、クラウド上でデスクトップ環境を利用できることを表しています。
フロントエンドのウェブとモバイル(Frontend Web and Mobile)
AWS Amplify *
直訳
Amplify(増幅する)
サービスの概要
AWS Amplifyは、フロントエンドウェブおよびモバイルアプリの開発を簡素化するためのツールセットを提供するサービスです。クラウドバックエンドの設定、管理、そしてアプリのデプロイやホスティングをシームレスに行うことができます。特に、リッチなユーザー体験を実現するアプリケーションの迅速な構築に役立ちます。
由来
Amplifyという名前は、「増幅する」という意味に由来しています。これは、開発者がより効率的にアプリケーションを構築し、その能力を「増幅」できるように支援することを意図して選ばれた名前です。ツールセットを利用することで、開発プロセスを加速させ、アプリのスケーリングや拡張を容易にするために「増幅」されるというコンセプトを表しています。
Amazon API Gateway *
直訳
API Gateway(APIの玄関口)
サービスの概要
Amazon API Gatewayは、開発者がAPIを作成、管理、公開できるフルマネージドサービスです。これにより、バックエンドサービスに安全かつスケーラブルな方法でアクセスするためのエンドポイントを提供し、モバイルアプリ、ウェブアプリ、またはその他のクライアントと連携できます。
由来
API Gatewayという名前は、「APIの玄関口」という意味から来ています。APIを通じてデータや機能にアクセスするための入り口として機能することを意図して名付けられました。
AWS Device Farm *
直訳
Device Farm(デバイスの農場)
サービスの概要
AWS Device Farmは、モバイルアプリケーションやウェブアプリケーションを実際のデバイスやブラウザでテストできるサービスです。開発者はさまざまな環境でアプリの動作を確認し、問題を早期に発見・修正することができます。
由来
Device Farmという名前は、多種多様なデバイスが集まる「ファーム(農場)」にたとえられています。つまり、さまざまなモバイルデバイスやブラウザを一つの場所で管理し、それらを利用してテストを行うというコンセプトからこの名前が付けられました。
Amazon Pinpoint *
直訳
Pinpoint(ピンポイント)
サービスの概要
Amazon Pinpointは、企業が顧客とのコミュニケーションを管理し、ターゲットを絞ったメッセージを送信するためのサービスです。マーケティングキャンペーンの作成、配信、効果測定が一貫して行えるプラットフォームを提供します。
由来
Pinpointという名前は、正確にターゲットを絞ること、つまり「ピンポイント」でメッセージを届けることを意味しています。
IoT(Internet of Things (IoT))
AWS IoT Analytics
直訳
IoT Analytics(IoTの分析)
サービスの概要
AWS IoT Analyticsは、IoTデバイスから得られるビッグデータを簡単に解析し、ビジネスインサイトを得るためのプラットフォームです。複雑なデータ処理を自動化し、柔軟な分析と可視化を可能にします。
由来
「Analytics」は「データ分析」のことを意味します。このサービス名は、データの分析を通じてIoTデバイスから新たな価値を生み出す機能を端的に表しています。
AWS IoT Core
直訳
IoT Analytics(IoTの中核)
サービスの概要
AWS IoT Coreは、IoTデバイスをAWSクラウドに接続し、安全でスケーラブルなデータ通信を実現するサービスです。デバイスの監視や制御、データの分析などを一元的に管理できます。
由来
「Core」は「核」や「中心」という意味を持ち、このサービスがIoT環境の中核的な役割を果たすことを表しています。AWS IoT Coreは、デバイス管理やデータ通信の基盤として、IoTソリューションの心臓部となることを意図して名付けられました。
AWS IoT Device Defender
直訳
IoT Device Defender(IoTデバイスの防御者)
サービスの概要
AWS IoT Device Defenderは、IoTデバイスのセキュリティを強化するためのサービスです。デバイスのセキュリティ状況を継続的に監視し、異常な動作や脅威を検出してアラートを発し、セキュリティリスクを低減します。
由来
「Defender」は「防御者」や「守る者」を意味し、このサービスがIoTデバイスを守る役割を果たすことを示しています。AWS IoT Device Defenderは、セキュリティの脅威からデバイスを防御し、信頼性の高いIoTシステムの運用をサポートするため、この名前が付けられました。
AWS IoT Device Management
直訳
IoT Device Management(IoTデバイスの管理)
サービスの概要
AWS IoT Device Managementは、膨大な数のIoTデバイスを簡単に登録、管理、モニタリング、更新するためのサービスです。これにより、デバイスの一括管理が可能となり、効率的な運用が実現します。
由来
「Device Management」は「デバイス管理」という意味で、このサービスがIoTデバイスの管理を容易にすることを表しています。多くのデバイスを一元的に管理し、セキュリティや機能の更新を効率的に行うことを目的としているため、この名前が選ばれました。
AWS IoT Events
直訳
IoT Events(IoTのイベント)
サービスの概要
AWS IoT Eventsは、IoTデバイスやシステムからのデータを監視し、特定の条件に基づいてアラートやアクションを自動的にトリガーするサービスです。これにより、異常や問題が発生したときに即座に対応できます。
由来
「Events」という言葉は、デバイスやシステムで発生する「イベント」や「出来事」を指しています。このサービスが、IoTデバイスからの情報に基づいてリアルタイムでイベントを検知し、対応を促すことを表しているため、この名前が選ばれました。
AWS IoT Greengrass
直訳
IoT Greengrass(IoT 緑草)
サービスの概要
AWS IoT Greengrassは、ローカルデバイスでクラウドのようなコンピューティングやデータ管理機能を提供するサービスです。IoTデバイスがクラウドに接続されていない状況でも、ローカルで処理を行い、データを管理できます。
由来
「Greengrass(グリーングラス)」は、通常、自然で安定した環境を象徴する言葉として使われます。この名前は、IoTデバイスがクラウドに接続されていなくても、ローカル環境で安定して動作することを示唆していると考えられます。
AWS IoT SiteWise
直訳
IoT SiteWise(IoT 現場/賢明)
サービスの概要
AWS IoT SiteWiseは、産業機械からデータを収集・整理し、リアルタイムで視覚化や分析ができるサービスです。工場やプラントなどで機器のパフォーマンスや運用効率を向上させるために活用されます。
由来
「SiteWise」という名前は、「Site(現場)」と「Wise(賢明な)」を組み合わせたもので、現場でのデータを賢く管理し、利用することを意図しています。特に、製造業などの現場で、機器データを効率的に活用できるようにするという目的を反映しています。
AWS IoT Things Graph
※2022年11月頃にAWS IoT Things Graphの機能は「AWS IoT TwinMaker」へ移行されています。
直訳
IoT Things Graph(IoT モノ/グラフ)
サービスの概要
AWS IoT Things Graphは、さまざまなIoTデバイスやクラウドサービスを簡単に連携させるためのサービスです。ビジュアルエディターを使って、異なるデバイスやサービス間のワークフローを構築し、自動化を実現できます。
由来
「Things Graph」という名称は、IoTデバイス(Things)の間にある複雑な接続や関係を「グラフ」のように可視化・管理するというコンセプトに由来しています。このサービスは、IoTエコシステム全体の接続をより直感的に理解しやすくするためにデザインされています。
AWS IoT 1-Click
※AWS IoT 1-Clickは、2024年12月にサービス終了を予定しています。
直訳
IoT 1-Click(IoT ワンクリック)
サービスの概要
AWS IoT 1-Clickは、IoTデバイスを迅速に設定し、特定のタスクを実行させることができるサービスです。使いやすさが重視されており、技術的な知識がなくても、誰でも簡単に利用できます。
由来
「1-Click」という名称は、設定や操作が非常に簡単であることを伝えるために使われています。これは、Amazonの「ワンクリック」購入機能と同様に、ユーザーが手間をかけずにデバイスを使い始められることを示唆しています。サービスの名前は、その直感的でシンプルな操作性を反映しています。
機械学習(Machine Learning)
Amazon Comprehend *
直訳
Comprehend(理解)
サービスの概要
Amazon Comprehendは、自然言語処理を利用してテキストを解析し、感情やトピックなどを自動的に抽出するサービスです。これにより、ユーザーは大量のテキストから有用な情報を簡単に得ることができます。
由来
「Comprehend」という名称は、サービスがテキストデータの内容を「理解」することを目指していることから名付けられました。名前が示す通り、Amazon Comprehendはテキストの隠れた意味や感情を把握し、データから有益な洞察を得ることを支援します。
Amazon Forecast *
直訳
Forecast(予測)
サービスの概要
Amazon Forecastは、過去のデータを使って売上や需要などの未来を予測するための機械学習サービスです。Amazon.comでの需要予測で実際に利用されているテクノロジーが活用されています。これにより、ビジネスの計画や意思決定をより効果的に行うことが可能になります。
由来
「Forecast」という名称は、「未来を予測する」というサービスの核心的な機能に由来しています。この名前は、ユーザーがデータに基づいて正確な予測を行い、将来のビジネス戦略をより効果的に立てることを支援するサービスの本質を示しています。
Amazon Fraud Detector *
直訳
Fraud Detector(不正検出器)
サービスの概要
Amazon Fraud Detectorは、機械学習を利用して、不正な取引や行動をリアルタイムで検出するサービスです。これにより、詐欺などのリスクを未然に防ぐことができます。
由来
「Fraud Detector」という名前は、そのまま「不正を検出する」というサービスの目的を表しています。このサービスは、不正な活動を自動的に検出し、ビジネスを守ることを目指しています。シンプルな名前ながらも、機能の本質を直感的に伝えるものとなっています。
Amazon Kendra *
直訳
Kendra(ケンドラ)
サービスの概要
Amazon Kendraは、企業内に散在する情報を素早く検索し、最も関連性の高い情報を提供するAI駆動の検索サービスです。自然言語処理を活用して、ユーザーが必要とする正確な情報を効率的に引き出します。
由来
Kendraという名前は、一般的な人名に由来しています。名前が選ばれた背景には、親しみやすく覚えやすい点や、サービスが「信頼できるガイド」として、必要な情報を導き出す役割を持つことを象徴する意図があると考えられます。また、人名を使うことで、サービスがあたかも「人のように」賢く情報を見つけてくれるというイメージを与えることを狙っているとも言えます。
Amazon Lex *
直訳
Lex(辞書・語彙)
サービスの概要
Amazon Lexは、音声およびテキストで対話を行うアプリケーションを構築できるサービスです。自動音声認識(ASR)と自然言語理解(NLU)を活用し、チャットボットや対話型エージェントを簡単に作成できます。
由来
「Lex」は、言語や言葉を表す「lexicon(辞書、語彙)」に由来しています。Amazon Lexは、対話型アプリケーションを作成する際の「言語の理解者」として、その役割を果たすツールという意味が込められています。
Amazon Personalize
直訳
Personalize(パーソナライズ)
サービスの概要
Amazon Personalizeは、ユーザーの行動データを分析して、個別に最適化されたレコメンデーションをリアルタイムで提供するサービスです。これにより、エンゲージメントを向上させ、ビジネスの成果を高めることができます。
由来
この名前は「パーソナライズ」、つまりユーザーに合わせたカスタマイズを意味しています。Personalizeは、個々のユーザーに対して関連性の高いコンテンツを提供する能力を示しており、サービスの主な機能をそのまま反映した名前です。
Amazon Polly *
直訳
Polly(ポリー)
サービスの概要
Amazon Pollyは、テキストからリアルな音声を生成するテキスト読み上げサービスです。幅広い言語と音声オプションにより、多様なアプリケーションで使用できます。
由来
「Polly」という名前は、オウム(特に「Polly」という名前のオウム)が言葉をしゃべるイメージに由来しています。サービスの機能がテキストを声に変換することと関連付けられており、覚えやすく親しみやすい名前として採用されています。
Amazon Rekognition *
直訳
Rekognition(認識)
サービスの概要
Amazon Rekognitionは、視覚データから様々な情報を抽出するAIサービスです。画像や動画から顔、オブジェクト、テキストなどを認識し、機械学習を通じてその情報を解析します。
由来
「Rekognition」は、「認識」を意味する「recognition」をもじった名前です。このサービスの機能が、視覚的なデータを解析し、認識することに重点を置いているため、この名前が採用されたと考えられます。
Amazon SageMaker *
直訳
SageMaker(賢者/作り手)
サービスの概要
Amazon SageMakerは、機械学習モデルを簡単に構築、トレーニング、デプロイするための統合開発環境です。エンドツーエンドの機械学習ワークフローをサポートし、データサイエンティストや開発者がモデルを迅速に開発できるようにします。
由来
「SageMaker」という名前は、「Sage(賢者)」と「Maker(作り手)」を組み合わせたものです。このサービス名は、複雑な機械学習を賢く、そして簡単に扱えるようにという思いから付けられました。
Amazon Textract *
直訳
Textract(テキスト抽出)
サービスの概要
Amazon Textractは、スキャンしたドキュメントからテキストやデータを自動的に抽出し、デジタル処理を簡単にするサービスです。手動入力を省き、データ管理の効率を高めます。
由来
Textractは、「Text」(テキスト)と「Extract」(抽出)を組み合わせた名前です。この名前は、ドキュメントから重要な情報を迅速に抽出する機能をシンプルに表現しており、サービスの目的を直感的に伝えています。
Amazon Transcribe *
直訳
Transcribe(書き起こす)
サービスの概要
Amazon Transcribeは、音声データをテキストに変換するサービスです。会議の録音や音声メモを自動で文字起こしし、テキストデータとして保存することができます。
由来
Transcribeは「書き起こす」という意味の英単語です。音声をそのまま文字に変換するサービスの本質を端的に表しており、ユーザーがサービスの役割を直感的に理解できる名前です。
Amazon Translate *
直訳
Translate(翻訳する)
サービスの概要
Amazon Translateは、テキストを自動的に他の言語に翻訳するサービスです。リアルタイムで多言語対応のアプリケーションを構築したり、ウェブサイトのコンテンツを多言語で提供することができます。
由来
Translateは「翻訳する」という意味の英単語に由来します。このサービスが提供する機能をそのまま表した名称で、ユーザーが即座に理解できるようにデザインされています。
マネジメントとガバナンス(Management and Governance)
*AWS CLI
直訳
Command Line Interface(コマンドラインインターフェイス)
サービスの概要
AWS CLIは、AWSのリソースをコマンドラインで操作するためのツールで、簡単にリソース管理や設定が行えます。スクリプトでの自動化や、大規模なAWS環境の管理に役立ちます。
由来
CLIとは「Command Line Interface」の略で、コンピュータをコマンドで操作するインターフェースのことです。AWS CLIという名称は、このツールがコマンドラインを通じてAWSを操作するために使われることをわかりやすく表しています。
AWS CloudFormation *
直訳
CloudFormation(クラウドの形成)
サービスの概要
AWS CloudFormationは、AWSリソースの作成や管理をコードで行えるツールです。テンプレートを使用して複雑なインフラを簡単に設定でき、自動化による効率的なリソース管理が可能です。
由来
「Formation」は「形成」や「作り上げる」という意味があり、CloudFormationという名前は、クラウド上でリソースを形作るというこのサービスの機能を表現しています。
AWS CloudTrail *
直訳
CloudTrail(クラウドの足跡)
サービスの概要
AWS CloudTrailは、AWSアカウント内で行われた操作やイベントの履歴を記録し、管理するサービスです。これにより、セキュリティやコンプライアンスの監査に必要な情報が手軽に得られます。
由来
「Trail」は「足跡」や「道筋」を意味し、CloudTrailはクラウド環境での操作履歴を追跡するという機能を表しています。クラウド上の「足跡」をたどるように、すべての操作が記録されていくイメージです。
Amazon CloudWatch *
直訳
CloudWatch(クラウドの監視)
サービスの概要
Amazon CloudWatchは、AWSリソースやアプリケーションのパフォーマンスを監視し、メトリクスやログを集めるサービスです。これにより、システムの状態をリアルタイムで把握し、問題の早期発見が可能になります。
由来
「Watch」という単語には「監視する」という意味があり、CloudWatchはクラウド環境内のすべてを監視し、異常を知らせる機能を持つため、この名前が選ばれました。クラウドの「目」としてシステムを守る役割を象徴しています。
Amazon CloudWatch Logs
直訳
CloudWatch Logs(クラウドの監視記録)
サービスの概要
Amazon CloudWatch Logsは、AWSやオンプレミスのシステムからログデータを収集し、保存および分析するためのサービスです。これにより、システムの状態やパフォーマンスを効率的にモニタリングできます。
由来
「Logs」は「記録」を意味し、CloudWatch Logsはクラウド内で発生するさまざまなイベントを記録して監視します。この名前は、クラウド上でのアクティビティをしっかりと追跡し、必要に応じて警告を発する役割を示しています。
AWS Compute Optimizer *
直訳
Compute Optimizer(コンピュートリソースの最適化)
サービスの概要
AWS Compute Optimizerは、ユーザーがAWSリソースを最適に利用できるように、パフォーマンスのボトルネックを見つけ、推奨事項を提供するサービスです。これにより、効率的なリソースの利用が可能になります。
由来
「Compute」は「コンピュートリソース」を指し、「Optimizer」はそれを最適化する役割を示しています。リソースの利用状況を分析して、最適な使用方法を提案することから、この名前が付けられました。
AWS Config *
直訳
コンフィグ(設定)
サービスの概要
AWS Configは、AWSリソースの設定変更を追跡し、リソースが適切に設定されているかを監視するサービスです。リソースの変更履歴を記録し、コンプライアンスの確認やトラブルシューティングに役立ちます。
由来
「Config」は「Configuration(設定)」の略で、サービス名はAWSリソースの設定状態を監視し、適切な設定が維持されているかを確認する役割を表現しています。
AWS Control Tower *
直訳
Control Tower(管制塔)
サービスの概要
AWS Control Towerは、AWS環境におけるアカウント管理とガバナンスの自動化を支援するサービスです。設定テンプレートを使用して、ガイドラインに沿ったアカウントを迅速に展開し、運用を容易にします。
由来
「Control Tower」は、飛行機の運行を指示する管制塔に由来します。複雑なAWS環境をスムーズに管理し、運用全体を見渡す「管制」の役割を果たすことから、この名称が付けられました。
AWS Health Dashboard *
直訳
Health Dashboard(健康ダッシュボード)
サービスの概要
AWS Health Dashboardは、AWSサービスのステータスやインシデント情報をリアルタイムで提供するサービスです。システムの健康状態を監視し、影響を受ける可能性のあるイベントについて通知を受けることができます。
由来
「Health Dashboard」は、システムの「健康状態」を一目で確認できるダッシュボードという意味から名付けられています。AWSの全体的な稼働状況やインシデントを、ユーザーが簡単に把握できるようにする役割を示しています。
AWS License Manager *
直訳
License Manager(ライセンスマネージャー)
サービスの概要
AWS License Managerは、AWS上で使用するソフトウェアライセンスの管理を簡素化するサービスです。ライセンスの使用状況を追跡し、コンプライアンスを維持するために役立ちます。
由来
「License Manager」は、そのまま「ライセンスを管理するツール」という意味で名付けられています。ユーザーがライセンスの運用を効率的に行い、無駄や違反を防ぐことができるようにすることが目的です。
Amazon Managed Grafana *
直訳
Managed Grafana(管理されたグラファナ)
サービスの概要
Amazon Managed Grafanaは、データソースの監視や可視化を簡単に行えるマネージドサービスです。Grafanaを用いたダッシュボードの作成や管理が、AWS上でシームレスに行えます。
由来
「Grafana」は、データの「可視化」と「監視」に特化したオープンソースのツールです。「Managed」が付くことで、AWSがその運用を管理し、ユーザーはインフラ管理の手間を省くことができることが表されています。
Amazon Managed Service for Prometheus *
直訳
Managed Service for Prometheus(プロメテウスの管理されたサービス)
サービスの概要
Amazon Managed Service for Prometheusは、クラウド環境でのスケーラブルなモニタリングを提供する、Prometheusベースのマネージドサービスです。システムメトリクスを自動的に収集し、運用負担を減らすことができます。
由来
「Prometheus」は、メモリ使用率などのメトリクス情報を収集・蓄積・検索・監視・表示するツールです。「Managed Service」が付くことで、AWSがその運用を管理し、ユーザーはインフラ管理の手間を省くことができることが表されています。
AWS マネジメントコンソール *
直訳
マネジメントコンソール(管理コンソール)
サービスの概要
AWS Management Consoleは、AWSのサービスやリソースを管理できるダッシュボードのようなウェブインターフェースです。シンプルなデザインで、初心者でも複雑なクラウド操作を直感的に行うことができます。
由来
「Management」はリソースやサービスの「管理」、「Console」は「操作パネル」を指しており、ユーザーがAWSリソースを簡単に操作・管理できる場所という意味を込めた名前です。
AWS Organizations *
直訳
Organizations(組織)
サービスの概要
AWS Organizationsは、企業やチームのAWSアカウントをまとめて管理するためのサービスです。組織全体で共通のセキュリティやコスト管理を行えるので、管理の負担が軽減されます。
由来
「Organizations」という言葉は、複数のアカウントを「組織」単位でまとめて管理できることに由来します。この機能を活用すれば、組織全体で統一したポリシーを適用できます。
AWS Proton *
直訳
Proton(プロトン)
サービスの概要
AWS Proton は、コンテナやサーバーレスアプリケーションのデプロイや管理を自動化するためのサービスです。開発者が標準的なツールとテンプレートを使って、簡単にアプリケーションをデプロイできるようにします。
由来
「Proton」は、原子の構成要素であるプロトンに由来しています。AWS Protonも、インフラの構成要素をまとめて効率的にデプロイする役割を果たすことから、この名前が付けられたと考えられます。
AWS Service Catalog *
直訳
Service Catalog(サービスカタログ)
サービスの概要
AWS Service Catalogは、企業が承認したクラウドリソースをカタログ形式で提供し、利用者がこれらのリソースを容易に検索・選択して使えるようにするサービスです。これにより、標準化されたリソースの利用が促進されます。
由来
「Service Catalog」は、リソースをカタログのようにリスト化し、必要なものを簡単に見つけて使えるようにするコンセプトを反映しています。
Service Quotas
直訳
Service Quotas(サービスクォータ)
サービスの概要
Service Quotasは、AWSで利用可能なリソースやサービスの上限を管理し、必要に応じてこれらの制限を増やすことができるサービスです。使用可能なリソースの量を確認し、上限に達した際にはリクエストを通じて増加を申請できます。
由来
「Quotas」は英語で「割り当て」や「制限」を意味し、サービスが提供するリソースや機能の上限を管理することから、この名前が付けられています。
AWS Systems Manager *
直訳
Systems Manager(システムの管理者)
サービスの概要
AWS Systems Managerは、AWS内外のインフラを統合的に監視・管理するためのサービスです。運用の自動化やインフラ管理が容易に行えます。
由来
「Systems Manager」という名前は、さまざまなシステムを一元的に管理することを強調しています。シンプルかつ機能に即した名称です。
AWS Trusted Advisor *
直訳
Trusted Advisor(信頼できるアドバイザー)
サービスの概要
AWS Trusted Advisorは、AWS環境のコスト最適化、パフォーマンス向上、セキュリティ強化などを支援するツールです。リソースの設定に関するベストプラクティスを提案し、AWSリソースの効率的な運用をサポートします。
由来
「Trusted Advisor」は、信頼できるアドバイザーという意味で、ユーザーにとって頼りになる存在であることを示しています。AWSのリソースに対して常に最適なアドバイスを提供する役割を反映した名前です。
AWS Well-Architected Tool *
直訳
Well-Architected Tool(よく設計されたツール)
サービスの概要
AWS Well-Architected Toolは、AWSのクラウドインフラ設計をベストプラクティスに基づいてレビューし、最適化のアドバイスを提供するツールです。セキュリティやパフォーマンス、コスト効率など、さまざまな観点での改善をサポートします。
由来
「Well-Architected」は「優れた設計」を意味し、AWSのベストプラクティスに基づいた最適な設計を支援するツールであることを強調しています。
メディアサービス(Media Services)
Amazon Elastic Transcoder *
直訳
Elastic Transcoder(伸縮自在なトランスコーダー)
サービスの概要
Amazon Elastic Transcoderは、さまざまなデバイスやネットワーク環境に合わせて、ビデオや音声ファイルをクラウドで変換できるサービスです。自動スケーリングに対応しており、どのくらいのデータ量でも効率的に処理します。
由来
「Transcoder」は、ビデオやオーディオファイルを異なる形式に変換することを意味します。「Elastic」は、AWSの特徴であるスケーラビリティを示し、大量のファイルでも効率的に処理できることを表しています。
Amazon Kinesis Video Streams *
直訳
Kinesis Video Streams(キネシスビデオストリーム)
サービスの概要
Amazon Kinesis Video Streamsは、リアルタイムでビデオデータをストリーミングし、AWS上に安全に保存・処理できるサービスです。主に監視、IoTアプリケーション、分析用のビデオフィードを管理します。
由来
「Kinesis」は、ギリシャ語で「動き」を意味し、データを絶え間なく流すイメージを持たせています。「Video Streams」は、ビデオコンテンツをリアルタイムで処理する機能に由来しています。
移行と転送(Migration and Transfer)
AWS Application Discovery Service *
直訳
Application Discovery Service(アプリケーション発見サービス)
サービスの概要
AWS Application Discovery Serviceは、企業のオンプレミス環境をスキャンして、サーバー、アプリケーション、データベースなどの構成情報を収集するサービスです。クラウドへの移行をスムーズに行うために、移行元の状況を詳しく分析できます。
由来
「Discovery」は、「発見」と「理解」を意味し、クラウド移行前にオンプレミス環境を詳しく知るプロセスをサポートするためにこの名前がつけられています。
AWS Application Migration Service *
直訳
Application Migration Service(アプリケーション移行サービス)
サービスの概要
AWS Application Migration Serviceは、オンプレミスのサーバーや仮想マシンをAWS上にリフト&シフトで移行するためのサービスです。アプリケーションをほぼそのままAWSに移行でき、コスト削減やパフォーマンス向上を図れます。
由来
「Migration」は「移行」という意味で、物理サーバーや仮想マシンをクラウドに移す作業をサポートすることから、この名前が使われています。
AWS Database Migration Service (AWS DMS) *
直訳
Database Migration Service(データベース移行サービス)
サービスの概要
AWS Database Migration Service (AWS DMS) は、オンプレミスや他のクラウドプロバイダーのデータベースをAWS上に移行するためのサービスです。ダウンタイムを最小限に抑えながら、データの移行を実現します。
由来
「Migration」は「移行」を意味し、データベースをAWSに移すプロセスをシンプルにするためのサービスとしてこの名前が付けられています。
AWS DataSync *
直訳
DataSync(データ同期)
サービスの概要
AWS DataSyncは、オンプレミスや他のクラウドからAWSのストレージサービスにデータを効率的に転送するためのサービスです。データの移動を自動化し、転送速度を最適化します。
由来
「Sync」は「同期」を意味し、データを安全かつ迅速にAWSに同期させるというサービスの機能を反映しています。
AWS Migration Hub *
直訳
Migration Hub(移行ハブ)
サービスの概要
AWS Migration Hubは、アプリケーションの移行を統合して管理するためのツールです。ユーザーは、移行プロジェクト全体の進行状況を簡単に追跡し、効率的な移行を実現できます。
由来
「Hub」という言葉は、複数のプロセスが集まる「中心」を表しています。AWS Migration Hubは、移行の各ステップを管理するための中心的な役割を果たすことから、この名前が選ばれました。
AWS Schema Conversion Tool (AWS SCT)
直訳
Schema Conversion Tool(スキーマ変換ツール)
サービスの概要
AWS Schema Conversion Toolは、データベースやデータウェアハウスのスキーマを自動的に変換して、移行を簡単にするツールです。特に異なるデータベースエンジン間の移行に便利です。
由来
「Schema Conversion」は、データの構造や形式を別のシステムに合わせて変更する作業を意味します。AWS SCTは、この変換を簡単に行うために設計されたツールなので、そのままの名称が使われています。
AWS Snow ファミリー *
直訳
Snow ファミリー(雪 ファミリー)
サービスの概要
AWS Snow Familyは、大規模なデータを物理デバイスを使って安全に移行したり、エッジコンピューティングを実行したりするための一連のサービスです。デバイスには、AWS SnowconeやAWS Snowballなどがあり、インターネットを使わずに迅速にデータを移行できます。
由来
「Snow」(雪)は、デバイスの名前に使われ、柔軟でありながらしっかりとしたデータ移行やエッジコンピューティングをサポートすることを表しています。「Family」は、複数のデバイスが揃っていることを示し、それぞれのデバイスが異なるニーズに対応できることからこの名前が付けられました。
AWS Transfer Family *
直訳
Transfer Family(転送 ファミリー)
サービスの概要
AWS Transfer Familyは、標準的なSFTPやFTP、FTPSプロトコルを使って、オンプレミスや外部システムからデータをAWSストレージサービスに安全に転送できるサービスです。データ転送をクラウドに簡単に移行することが可能です。
由来
「Transfer」は、データをAWS環境へ移動することを表現しています。「Family」は、複数のプロトコルに対応している柔軟さを示し、さまざまな環境で使えることを強調するために使用されています。
ネットワークとコンテンツ配信(Networking and Content Delivery)
Amazon CloudFront *
直訳
CloudFront(クラウドの最前線)
サービスの概要
Amazon CloudFrontは、グローバルに分散されたサーバーネットワークを利用して、ウェブコンテンツやビデオなどのコンテンツを低遅延で高速に配信するコンテンツ配信ネットワーク(CDN)サービスです。これにより、ユーザーはどこにいても迅速にコンテンツを受け取ることができます。
由来
「CloudFront」という名前は、「Cloud(クラウド)」と「Front(フロント)」の組み合わせで、インターネットを介してユーザーにコンテンツを迅速に届ける最前線のサービスであることを表しています。「フロントライン」でのコンテンツ配信を担当するという意味が込められています。
AWS Direct Connect *
直訳
Direct Connect(直接接続)
サービスの概要
AWS Direct Connectは、オンプレミス環境とAWSのクラウドを専用の物理接続で結ぶサービスです。これにより、インターネットを介さずに、より安定して高速な通信を実現できます。データ転送のコストを削減し、セキュリティも強化されます。
由来
「Direct Connect」は、「直接(Direct)」にクラウドへ「接続(Connect)」するというシンプルな発想から命名されています。通常のインターネット接続とは異なり、より信頼性の高い専用接続を提供することが名前に込められています。
Elastic Load Balancing (ELB) *
直訳
Elastic Load Balancing(伸縮自在な負荷分散)
サービスの概要
Elastic Load Balancing (ELB) は、トラフィックを複数のAmazon EC2インスタンスや他のターゲットに分散するサービスです。これにより、アプリケーションが高い可用性とスケーラビリティを保ちながら、安定したパフォーマンスを発揮できます。
由来
「Elastic」は伸縮自在を、「Load Balancing」は負荷分散を意味しています。つまり、トラフィック量に応じて柔軟に(伸縮自在に)負荷を分散し、システム全体の安定性を確保するというコンセプトが名前に表現されています。
AWS Global Accelerator *
直訳
Global Accelerator(世界的な加速器)
サービスの概要
AWS Global Acceleratorは、ユーザーがグローバルに分散したアプリケーションにアクセスする際、最も近くて最適なエンドポイントにトラフィックをルーティングし、パフォーマンスと可用性を向上させるサービスです。これにより、アプリケーションの応答時間が短縮されます。
由来
「Global」は、世界中に分散したアプリケーションのアクセスをサポートする機能を示し、「Accelerator」はトラフィックのルーティングを最適化し、応答時間を短縮する役割を反映しています。名前には、グローバルなアクセスを加速する意味が込められています。
AWS PrivateLink *
直訳
PrivateLink(プライベート接続)
サービスの概要
AWS PrivateLinkは、VPC(仮想プライベートクラウド)内のサービスと他のAWSサービス、またはオンプレミスネットワークとの間で、安全かつプライベートに通信を行うためのサービスです。パブリックインターネットを通さずに、直接通信を可能にします。
由来
「PrivateLink」という名前は、プライベートな接続(リンク)を提供することに由来しています。ユーザーがパブリックインターネットに依存せず、安全なプライベートネットワークを通じてサービスを利用できることを強調しています。
Amazon Route 53 *
直訳
Route 53(ルート 53)
サービスの概要
Amazon Route 53は、AWSが提供するクラウドベースのドメインネームシステム(DNS)ウェブサービスです。ウェブサイトやアプリケーションのドメイン名をIPアドレスに変換することで、インターネット上での通信を可能にします。また、トラフィックのルーティングや高可用性を実現するための機能も提供しています。
由来
Route 53の「Route」はトラフィックのルーティングを指し、「53」はDNSで使用されるポート番号から取られています。これにより、DNSサービスとしての役割を強調しています。
AWS Transit Gateway *
直訳
Transit Gateway(通過する・出入口)
サービスの概要
AWS Transit Gatewayは、複数のAmazon VPC(Virtual Private Cloud)やオンプレミスネットワークを一元的に接続するためのネットワークハブです。これにより、さまざまなネットワークを簡単に管理し、効率的なトラフィックルーティングを実現します。
由来
「Transit」は、ネットワークトラフィックが通過する経路を意味し、「Gateway」はネットワーク接続の出入口を示します。名前には、さまざまなネットワーク間のトラフィックを管理・調整する中心的な役割を果たすという意味が込められています。
Amazon VPC *
直訳
Virtual Private Cloud(仮想プライベートクラウド)
サービスの概要
Amazon VPCは、ユーザー専用の仮想ネットワーク環境を提供するサービスです。VPC内で、ネットワークの範囲、IPアドレス、ルーティングテーブルなどを自由に設定でき、AWSリソースをセキュアに管理・運用できます。
由来
「Virtual Private Cloud(仮想プライベートクラウド)」という名前は、クラウド上であたかも物理的に隔離されたネットワーク環境を作成できることからきています。「プライベート」という言葉には、他のユーザーから隔離された安全なネットワークという意味が含まれています。
AWS VPN
直訳
Virtual Private Network(仮想プライベートネットワーク)
サービスの概要
AWS VPNは、AWSのVPCとオンプレミスや他のクラウド環境を暗号化トンネルを使って安全に接続するサービスです。企業や組織がインターネット経由でAWSリソースにアクセスする際のセキュリティを高めます。
由来
VPN(Virtual Private Network)は、インターネット上で仮想的にプライベートな接続を構築できる技術です。AWS VPNは、この仕組みを利用し、インターネットを通じてセキュリティを強化した接続をAWSユーザーに提供しています。
セキュリティ、アイデンティティ、コンプライアンス(Security, Identity, and Compliance)
AWS Artifact *
直訳
Artifact(アーティファクト)
サービスの概要
AWS Artifactは、コンプライアンスやセキュリティ関連のレポートやドキュメントにアクセスできるサービスです。例えば、監査や認証の証明書などを簡単にダウンロードし、組織のコンプライアンス要件を満たすために利用できます。
由来
「Artifact(アーティファクト)」は、一般的に「成果物」や「証拠品」を意味します。AWS Artifactも、クラウドサービスの利用に関連するコンプライアンスやセキュリティの「成果物」を提供することから、この名前が付けられています。
AWS Audit Manager *
直訳
Audit Manager(監査マネージャー)
サービスの概要
AWS Audit Managerは、クラウド環境における監査プロセスを自動化し、規制やコンプライアンスの基準に合わせた証跡の収集を支援するサービスです。手動での証跡管理を減らし、効率的な監査準備をサポートします。
由来
「Audit Manager(監査マネージャー)」という名前は、監査プロセスを管理・監督する役割を表しています。AWS Audit Managerは、監査に必要な証跡を自動的に集め、企業が規制遵守のための監査を効率的に進めることを目的として、この名前が付けられました。
AWS Certificate Manager (ACM) *
直訳
Certificate Manager(証明書マネージャー)
サービスの概要
AWS Certificate Manager (ACM) は、SSL/TLS証明書を簡単に取得、管理、デプロイできるサービスです。ウェブアプリケーションを保護するために必要な証明書を自動で更新する機能もあり、証明書の有効期限管理の手間を軽減します。
由来
「Certificate Manager(証明書マネージャー)」は、証明書の発行と管理を簡素化する役割を示しています。この名前は、特にSSL/TLS証明書を扱う企業や開発者向けに、証明書のライフサイクル管理を自動化するという意図を反映しています。
AWS CloudHSM *
直訳
CloudHSM(クラウドHSM)
サービスの概要
AWS CloudHSMは、高度な暗号化作業を専用のハードウェアデバイスで行うセキュリティサービスです。法的規制やコンプライアンス要件を満たしながら、データ保護を強化するために設計されています。
由来
「HSM(Hardware Security Module)」は、暗号化キーの生成や保存を安全に行う物理的なデバイスであり、特にセキュリティに厳しい業界で使用されています。クラウドでもこれを利用できるようにしたため、「CloudHSM」という名称が付けられています。
Amazon Cognito *
直訳
Cognito(認知)
サービスの概要
Amazon Cognitoは、ユーザー認証とアクセス管理を簡単にするためのサービスです。モバイルやウェブアプリケーションで、ユーザーのサインアップ、サインイン、アクセス制御をサポートします。また、SNSアカウントや企業の認証基盤と統合することも可能です。
由来
「Cognito」という名前は、ラテン語の「cognitio」(認識、知識)に由来しています。このサービスは、ユーザーの身元を認識し、その情報を安全に管理する役割を持っているため、この名称が使われています。
Amazon Detective *
直訳
Detective(探偵)
サービスの概要
Amazon Detectiveは、セキュリティデータを自動的に分析し、潜在的な脅威や異常な行動を調査するためのサービスです。AWSリソースに関するセキュリティインシデントの原因を特定しやすくし、調査プロセスを効率化します。
由来
「Detective」という名前は、探偵のようにセキュリティ上の問題を調査し、証拠を収集して脅威の原因を明らかにする役割を反映しています。データの中に潜む異常やリスクを「探偵」するイメージで、この名前が選ばれています。
AWS Directory Service *
直訳
Directory Service(ディレクトリサービス)
サービスの概要
AWS Directory Serviceは、Microsoft Active Directory(AD)をクラウド上で利用できるようにするサービスです。既存のオンプレミスADと連携して、AWSリソースへのアクセス管理や認証を一元化することが可能です。
由来
「Directory Service」という名前は、Active Directoryのようなディレクトリサービスを提供するという機能をそのまま表しています。AWS環境でも同様のアクセス管理とユーザー認証をクラウドで実現するために、この名前が使われています。
AWS Firewall Manager *
直訳
Firewall Manager(ファイアウォールマネージャー)
サービスの概要
AWS Firewall Managerは、複数のアカウントやVPCにわたるセキュリティポリシーやファイアウォールルールを一元管理するサービスです。セキュリティルールの一括適用や自動更新が可能で、大規模な環境でも簡単にセキュリティ管理を行えます。
由来
「Firewall Manager」は、セキュリティを強化するためのファイアウォール設定を一元管理する機能を表しています。複数のアカウントやVPCにわたるポリシーの管理が容易になるため、この名前が採用されています。
Amazon GuardDuty *
直訳
GuardDuty(守衛任務)
サービスの概要
Amazon GuardDutyは、AWSのネットワークやアカウントに対する潜在的な脅威を検知し、セキュリティの強化を支援するサービスです。複雑な設定不要で、継続的な脅威検出が可能です。
由来
「GuardDuty」という名前は、「ガード(守る)」と「デューティー(任務)」という言葉を組み合わせたもので、クラウド環境を常に見守り、安全を維持するというサービスの役割を表現しています。
AWS IAM Identity Center (AWS Single Sign-On) *
直訳
IAM Identity Center(IAM アイデンティティセンター)
サービスの概要
AWS IAM Identity Centerは、組織内のユーザーに対して、AWSリソースやアプリケーションへのシングルサインオン(SSO)アクセスを提供するサービスです。セキュリティを維持しながらユーザーのアクセスを簡単に管理できます。
由来
「IAM Identity Center」は、IAMの機能の一部であり、「Identity Center」という名称は、ユーザーの認証とアクセス権限の中心的なハブとして機能することを示しています。これにより、組織のセキュリティと効率性が向上するという意図が込められています。
AWS Identity and Access Management (IAM) *
直訳
Identity and Access Management(アイデンティティとアクセス管理)
サービスの概要
AWS IAMは、AWSリソースへのアクセス制御を行うためのサービスで、ユーザーやグループを作成し、それらに対して権限を付与することができます。これにより、セキュリティを保ちながら、必要なリソースへのアクセスを簡単に管理できます。
由来
「Identity and Access Management (IAM)」という名称は、ユーザーの「アイデンティティ(身元)」とその「アクセス権限」を一元的に管理するというコンセプトに基づいています。
Amazon Inspector *
直訳
Inspector(検査官)
サービスの概要
Amazon Inspectorは、AWSのアプリケーション環境を自動でスキャンし、セキュリティの脆弱性やベストプラクティスへの準拠状況を評価するサービスです。これにより、潜在的なセキュリティリスクを迅速に特定し、改善策を講じることができます。
由来
「Inspector」という名前は、アプリケーション環境をまるで検査官のようにチェックする役割に由来します。セキュリティの観点から、AWS環境を検査し、潜在的なリスクを特定する機能を提供するため、「Inspector」という名称が選ばれたと考えられます。
AWS Key Management Service (AWS KMS) *
直訳
Key Management Service(鍵管理サービス)
サービスの概要
AWS KMSは、データの暗号化に使用するキーを作成、管理、制御するためのサービスです。セキュアな暗号化と復号のために、AWSリソースで簡単にキーを使用できます。
由来
「Key Management Service」という名前は、暗号化キーの管理に特化したサービスであることを示しています。KMSは、セキュリティの要であるキーの作成、使用、管理を一元化することで、ユーザーがデータの機密性を確保できるようにするという役割に基づいて名付けられました。
Amazon Macie *
直訳
Macie(メイシー)
サービスの概要
Amazon Macieは、機械学習を活用して、AWS上に保存されたデータの機密情報を特定し、データ漏えいや不正アクセスから保護するためのセキュリティサービスです。主にAmazon S3のデータを監視し、脅威の検出やコンプライアンス強化に役立ちます。
由来
Macieという名前は、フランス語とイギリス英語の両方に由来し、二つの意味を持ちます。一つは「武器」という意味で、もう一つは「力強く、さっぱりとしているが優しい人」という意味です。データ保護において「武器」のように信頼できる存在でありながら、優しく扱いやすいツールであることを表しています。
AWS Network Firewall *
直訳
Network Firewall(ネットワークファイアウォール)
サービスの概要
AWS Network Firewallは、AWS上の仮想ネットワーク(VPC)に対して、高度なネットワークセキュリティを提供するマネージドファイアウォールサービスです。カスタムルールやスクリプトを使ってトラフィックを監視・制御し、不正なアクセスを防ぐことができます。
由来
「Network Firewall」という名称は、ネットワークレベルでのセキュリティ機能を提供することから、そのままファイアウォールの役割を強調しています。
AWS Resource Access Manager (AWS RAM) *
直訳
Resource Access Manager(リソースアクセスマネージャー)
サービスの概要
AWS RAMは、AWSアカウント間でリソースを共有するためのシンプルな方法を提供します。組織内でのリソースの共有を可能にし、無駄なくAWSリソースを利用できるようにします。
由来
「Resource Access Manager」という名称は、AWSリソースへのアクセスを他のアカウントと管理・共有する役割をそのまま表しています。
AWS Secrets Manager *
直訳
Secrets Manager(シークレットマネージャー)
サービスの概要
AWS Secrets Managerは、データベースの認証情報やAPIキーなどの機密情報(シークレット)を安全に管理し、自動的にローテーションするサービスです。シークレットの管理とアクセス制御を簡単に行うことで、セキュリティの強化に役立ちます。
由来
「Secrets Manager」という名前は、機密情報(シークレット)を管理するというサービスの機能をそのまま表しています。
AWS Security Hub *
直訳
Security Hub(セキュリティの集約地点)
サービスの概要
AWS Security Hubは、AWS全体のセキュリティ状況を一つのダッシュボードで確認できるサービスです。複数のAWSセキュリティサービスからのデータを集め、統一された形式で表示し、セキュリティに関するインシデントの可視化と対処を容易にします。
由来
「Security Hub」という名前は、さまざまなセキュリティ情報を集約する「ハブ」としての役割を強調しています。
AWS Security Token Service (AWS STS)
Security Token Service(セキュリティトークンサービス)
サービスの概要
AWS Security Token Service (AWS STS) は、一時的なセキュリティ認証情報を生成するためのサービスです。これにより、ユーザーやアプリケーションが特定の期間だけアクセス権を持つように制限することができます。柔軟でセキュアなアクセス管理をサポートします。
由来
「Security Token Service」という名前は、このサービスが一時的な「セキュリティトークン」を生成することに由来しています。トークンは認証と承認のための一時的な証明書のようなもので、特定のリソースへのアクセスを安全かつ一時的に許可する役割からこの名前が付けられました。
AWS Shield *
直訳
Shield(盾)
サービスの概要
AWS Shieldは、DDoS(分散型サービス拒否)攻撃からアプリケーションを保護するためのマネージドサービスです。標準とアドバンスドの2つのレベルがあり、AWSリソースに対する攻撃をリアルタイムで検出し、自動的に対応します。
由来
「Shield」は英語で「盾」を意味します。名前の通り、このサービスはDDoS攻撃などの脅威からAWSリソースを守る「盾」として機能します。攻撃からアプリケーションを守り、安全性を確保するという役割に由来しています。
AWS WAF *
直訳
Web Application Firewall(ウェブアプリケーションファイアウォール)
サービスの概要
AWS WAFは、ウェブアプリケーションをさまざまな攻撃から保護するためのウェブアプリケーションファイアウォールです。特定のトラフィックパターンをブロックしたり、許可したりするルールを設定して、アプリケーションのセキュリティを強化できます。
由来
WAFは「Web Application Firewall」の略です。ウェブアプリケーションを外部の攻撃から守るために設計されたファイアウォールであることから、この名前が使われています。ウェブアプリのセキュリティを強化し、悪意のあるリクエストをフィルタリングする役割を強調しています。
ストレージ(Storage)
AWS Backup *
直訳
Backup(バックアップ)
サービスの概要
AWS Backupは、AWSのリソースに対する自動バックアップ、リカバリー、そしてデータ保持を可能にするサービスです。ポリシーを定義するだけで、重要なデータを保護し続けることができます。
由来
このサービスは、その名前の通り、AWSリソースのバックアップとリストアの機能を提供するため、「AWS Backup」と名付けられています。
Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS) *
直訳
Elastic Block Store(伸縮自在なブロックストア)
サービスの概要
Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS)は、EC2インスタンスにアタッチできる永続的なブロックストレージサービスです。データの保存とリカバリに適しており、スケーラブルで高性能なストレージを提供します。
由来
名前全体で「伸縮自在に容量を増減できるブロック単位のストレージ」を表現しており、クラウド上でのストレージ管理の利便性を強調しています。
AWS Elastic Disaster Recovery
直訳
Elastic Disaster Recovery(伸縮自在な災害復旧)
サービスの概要
AWS Elastic Disaster Recoveryは、オンプレミスやクラウド上のワークロードをAWS上に迅速に復旧するためのサービスです。ダウンタイムを最小限に抑えつつ、コスト効率の良い復旧オプションを提供します。
由来
「Disaster Recovery」は、災害が発生した際にシステムを復旧するためのプロセスを指します。この名前は、予期せぬ障害に対して柔軟かつ迅速に対応できる災害復旧ソリューションであることを強調しています。
Amazon Elastic File System (Amazon EFS) *
直訳
Elastic File System(伸縮自在なファイルシステム)
サービスの概要
Amazon Elastic File System(Amazon EFS)は、AWSクラウド上でスケーラブルで高可用性のファイルストレージを提供するサービスです。複数のEC2インスタンスから同時にアクセス可能で、ファイルストレージの容量が自動的にスケールします。
由来
「Elastic」は、AWSのサービスでよく使われる言葉で、必要に応じて容量やリソースが自動的に調整される特性を示します。「File System」は、データをファイルとして管理・保存する仕組みを指します。この名前は、ストレージ容量の調整が自動的に行われ、ユーザーのニーズに合わせて対応できることを強調しています。
Amazon FSx *
直訳
FSx(ファイルシステム x)
サービスの概要
Amazon FSxは、WindowsファイルシステムやLustreファイルシステムなど、さまざまなファイルシステムをAWS上で簡単に利用できるサービスです。高性能で最適化されたファイルシステムを提供し、特定のワークロードに合わせて効率的にデータを処理します。
由来
「FSx」の「FS」は「File System」を意味し、「x」は複数のファイルシステムに対応していることを表現しています。ユーザーのニーズに合わせて、最適なファイルシステムを利用できる柔軟性を強調した名前です。
Amazon S3 *
直訳
Simple Storage Service(シンプルなストレージサービス)
サービスの概要
Amazon S3は、インターネット経由で簡単にデータを保存・取得できる、オブジェクトストレージサービスです。大規模なデータを高い耐久性と可用性で保管し、さまざまな用途に適したストレージオプションを提供します。
由来
名前の「S3」は、「Simple Storage Service」の頭文字を取ったものです。シンプルで使いやすいストレージサービスとして設計されており、大量のデータを簡単に保存・管理できることから、この名前が選ばれました。
Amazon S3 Glacier *
直訳
S3 Glacier(S3 氷河)
サービスの概要
Amazon S3 Glacierは、長期間アクセスしないデータのアーカイブやバックアップに特化した低コストのストレージサービスです。データの取り出しには時間がかかりますが、その分ストレージ費用を抑えられます。
由来
「Glacier」という名前は、「氷河」のようにゆっくりとした動きを意味します。データの取り出しには時間がかかるため、頻繁にアクセスしないデータの保存に適しています。
AWS Storage Gateway *
直訳
Storage Gateway(ストレージの出入口)
サービスの概要
AWS Storage Gatewayは、オンプレミスのアプリケーションをAWSクラウドストレージに接続するハイブリッドクラウドストレージサービスです。ローカル環境とクラウドの間でデータの送受信をシームレスに行えるため、バックアップやデータアーカイブなどに活用できます。
由来
「Gateway」という言葉は「入り口」や「通路」を意味します。このサービスが、オンプレミス環境とクラウドの間をつなぐ「ゲートウェイ」として機能し、データの移動やアクセスをスムーズにする役割を持っていることを表現しています。ローカル環境とクラウドの橋渡し役として、必要なデータを必要な場所に届けるための道を提供するというイメージです。
参考
【AWS認定試験対策 サービス一覧】


【AWS各サービス概要一覧】
【おすすめの参考書】


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