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AWS RAMとは
概要
AWS Resource Access Manager (AWS RAM)は、AWSリソースを簡単かつ安全に共有するためのサービスです。AWSアカウント間やAWS Organizations内でリソースを共有する際に使用され、共有されたリソースへのアクセスを管理することができます。
特徴
AWS RAMの主な特徴には以下があります。
- リソース共有の簡素化
AWS RAMを使用すると、複数のAWSアカウント間でリソースを簡単に共有できます。リソースを一度作成すれば、組織内の他のアカウントと共有するだけで済みます。 - 複数のリソースタイプに対応
AWS RAMは、VPCサブネット、Transit Gateway、Route 53のホストゾーンなど、さまざまなリソースタイプに対応しています。 - セキュアなアクセス管理
IAMポリシーを活用して、共有リソースへのアクセスを厳密に制御できます。これにより、必要な権限だけを付与し、セキュリティを確保します。
ユースケース
AWS RAMの代表的なユースケースをいくつか紹介します。
- 組織全体でのリソース共有
AWS Organizationsを使用している場合、組織内の他のアカウントとリソースを簡単に共有できます。例えば、共有VPCを設定して、複数のアカウントから同じネットワークリソースを使用することが可能です。 - コストの削減
リソースを複数のアカウントで共有することで、重複するインフラを避け、コストを削減できます。例えば、単一のTransit Gatewayを共有することで、ネットワークコストを削減できます。 - 中央管理の向上
リソースへのアクセス権限を一元管理することで、運用効率を向上させます。これにより、アクセス管理の煩雑さを軽減し、運用ミスを防ぎます。
まとめ
AWS Resource Access Manager (AWS RAM)は、AWSリソースを複数のアカウント間で簡単かつ安全に共有するための強力なツールです。リソース共有の簡素化、セキュアなアクセス管理、複数のリソースタイプへの対応など、多くの利点を提供します。組織全体でのリソース共有やコスト削減、中央管理の向上など、さまざまなユースケースで活用できます。
次回の記事では、「AWS Secrets Manager」について詳しく解説します。
参考
・AWS公式
https://aws.amazon.com/jp/ram/
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