当ブログの内容は筆者の経験と知識に基づいていますが、AWSのサービスおよび認定試験は定期的にアップデートされています。もし記事に誤りや古い情報がある場合、お手数ですが「コメント」や「お問い合わせ」からお知らせいただければ幸いです。読者の皆様からの貴重なフィードバックを歓迎しており、正確かつ有益な情報を提供できるよう努めてまいります。
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Savings Plansとは
概要
Savings Plansは、AWSでの使用量に応じて料金を割引する柔軟な料金プランです。主に計画的にリソースを使用するユーザーに向けたもので、特定の利用範囲に対して長期的なコミットメントを行うことで、従量課金よりもコストを抑えることができます。Savings Plansには、異なる利用ニーズに応じた2つのタイプがあり、AWSサービスのコスト管理において重要な役割を果たします。※Amazon SageMaker Savings Plansについては割愛します。
特徴
Savings Plansの主な特徴には以下があります。
- Compute Savings Plans
このプランは、EC2インスタンスやFargate、Lambdaなど、さまざまなコンピューティングサービスに対して適用されます。インスタンスの種類やリージョンに関係なく、すべての使用量に一律の割引が適用されます。これにより、運用の柔軟性を維持しつつ、コスト削減を実現できます。 - EC2 Instance Savings Plans
こちらは特定のEC2インスタンスファミリーに適用されるプランで、使用するインスタンスのタイプやリージョンを選定することで、より高い割引率を受けることができます。固定的なリソース使用が見込まれる場合に最適です。
ユースケース
Savings Plansの代表的なユースケースをいくつか紹介します。
- 長期的なコスト削減
企業が特定のAWSサービスを長期的に使用する場合、Savings Plansを利用することで、従量課金に比べて大幅なコスト削減を達成できます。例えば、継続的に使用するEC2インスタンスのコストを低減するためにSavings Plansを活用します。 - 柔軟な運用管理
Compute Savings Plansを使用することで、運用の柔軟性を維持しつつコストを削減できます。異なるインスタンスタイプやリージョンを使用しても、一貫した割引を享受できるため、動的なワークロードにも対応できます。 - 予算計画の精度向上
長期的なリソース使用を見越したSavings Plansの導入により、予算計画をより正確に立てることができます。固定的な割引率に基づいたコスト管理が可能となるため、予期せぬコストの増加を避けられます。
まとめ

AWS Savings Plansは、計画的にAWSリソースを利用するユーザーにとって、非常に有用なコスト削減の手段です。Compute Savings PlansとEC2 Instance Savings Plansという2つのタイプがあり、それぞれ異なるニーズに応じて選択可能です。AWS認定試験でも、これらのプランの特徴とユースケースを理解しておくことが重要です。Savings Plansを効果的に活用することで、AWS環境におけるコスト管理が一層効率化されます。
次回の記事では、「AWS Application Discovery Service」について詳しく解説します。
参考
・AWS公式
https://aws.amazon.com/jp/savingsplans/
・Savings Plansでコスト最適化(PDF/AWS Black Belt Online Seminar)
https://pages.awscloud.com/rs/112-TZM-766/images/20200420_AWS_Savings_Plans_1pager.pdf
【AWS認定試験対策 サービス一覧】

【AWS各サービス概要一覧】
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