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AWS IoT Coreとは
概要
AWS IoT Coreは、IoTデバイスをクラウドに簡単かつ安全に接続できるフルマネージドサービスです。このサービスを利用することで、数百万台のデバイスがスケーラブルにクラウドへ接続され、リアルタイムでのデータ収集と分析が可能になります。デバイス間の通信や、クラウドサービスとのシームレスな連携を実現し、IoTソリューションの構築を大幅に簡素化します。
特徴
AWS IoT Coreの主な特徴には以下があります。
- メッセージブローカー
デバイスからクラウドへのメッセージを管理するためのメッセージブローカーを提供し、デバイス間のリアルタイム通信やデータのルーティングを可能にします。 - デバイスシャドウ
オフライン状態のデバイスでもクラウド上でその状態を反映し、管理できる「デバイスシャドウ」機能を提供します。これにより、デバイスが再接続した際に、前回の状態を復元できます。 - 安全な通信とデバイス認証
デバイスとクラウドの間でセキュアな通信を確立し、各デバイスを個別に認証・認可する機能を提供します。これにより、データのプライバシーとセキュリティが強化されます。
ユースケース
AWS IoT Coreの代表的なユースケースをいくつか紹介します。
- スマートホーム
家庭内のIoTデバイスがAWS IoT Coreを介してクラウドに接続され、ユーザーはリモートからデバイスを制御できます。 - 産業用IoT
工場や倉庫内の機器がリアルタイムでデータをクラウドに送信し、生産ラインの効率化や設備の予知保全に活用されます。 - ヘルスケア
医療機器が患者の健康データをクラウドに送信し、医療従事者がリモートでモニタリングできる環境を提供します。
まとめ

AWS IoT Coreは、IoTデバイスとクラウドの連携を容易にし、安全でスケーラブルなIoTソリューションを構築するための強力なツールです。デバイス認証、メッセージブローカー、デバイスシャドウなどの特徴を持つため、さまざまな業界で利用されています。
次回の記事では、「AWS IoT Device Defender」について詳しく解説します。
参考
・AWS公式
https://aws.amazon.com/jp/iot-core/?nc2=h_ql_prod_it_iotc
・AWS IoT Core(PDF/AWS Black Belt Online Seminar)
https://pages.awscloud.com/rs/112-TZM-766/images/20201027_AWS-Blackbelt-AWS_IoT_Core.pdf
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