当ブログの内容は筆者の経験と知識に基づいていますが、AWSのサービスおよび認定試験は定期的にアップデートされています。もし記事に誤りや古い情報がある場合、お手数ですが「コメント」や「お問い合わせ」からお知らせいただければ幸いです。読者の皆様からの貴重なフィードバックを歓迎しており、正確かつ有益な情報を提供できるよう努めてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
Amazon Kendraとは
概要
Amazon Kendraは、企業向けに設計された文書検索サービスです。自然言語処理（NLP）を用いて、社内文書やデータベースなどから高度な検索結果を提供します。Amazon Kendraを利用すると、ユーザーは質問形式で検索を行い、関連性の高い情報を迅速に見つけることができます。
特徴
Amazon Kendraの主な特徴には以下があります。
- 自然言語処理（NLP）対応の検索
ユーザーはキーワード検索だけでなく、質問形式での検索が可能です。例えば、「会社の就業規則は？」といった質問にも的確な回答を返します。 - 豊富なコネクタ
Amazon Kendraは、Microsoft SharePoint、Salesforce、Amazon S3、Amazon RDSなど、さまざまなデータソースと連携が可能です。これにより、複数の情報源を一元的に検索できます。 - チューニング可能な検索
検索結果の精度を高めるため、関連性の高いドキュメントやセクションを強調したり、特定の情報源に優先順位をつけることができます。
ユースケース
Amazon Kendraの代表的なユースケースをいくつか紹介します。
- 社内ナレッジベースの検索
従業員が社内のポリシー、ガイドライン、技術ドキュメントを素早く検索し、必要な情報にアクセスできるようになります。 - 顧客サポート
カスタマーサポートチームが、過去の問い合わせやFAQを迅速に検索し、顧客に正確な回答を提供するのに役立ちます。 - 法律や規制のリサーチ
法律事務所や規制当局が、膨大な法規文書や判例を効率的に検索し、必要な情報を短時間で取得するのに利用されています。
まとめ
Amazon Kendraは、企業の情報検索を飛躍的に向上させるインテリジェントな検索サービスです。自然言語処理を活用し、複数のデータソースを一元的に検索できるため、社内の効率化や顧客対応の質を高めることができます。特に複雑なデータや膨大なドキュメントを扱う企業にとって、不可欠なツールとなるでしょう。
次回の記事では、「Amazon Lex」について詳しく解説します。
参考
・AWS公式
https://aws.amazon.com/jp/kendra/
・AWSの⾔語系AIサービス（PDF／AWS Black Belt Online Seminar）
https://pages.awscloud.com/rs/112-TZM-766/images/AWS-Black-Belt_2024_AWS-Language-AI-Services_0425_v1.pdf
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